G´再生計画 レストア編


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こちらでは、管理人が所有しているホンダの名車、G´「ジーダッシュ」のレストア記をご紹介致します。

…実は私、昔からG´を所有してはいるのですが、どうも真面目に走らせる機会に恵まれなかったんですね。

そういった所なのですが…最近は規制のアオリもあり、昔のスクーター等が注目されている時代になってしまいました。

昔でもG´は一部のマニアや走り屋、純粋なレーサーにしかウケなかったマシンなのに不思議ですね(笑


私はG´ではレースをした事は一度しかありませんが、(人のマシンで4時間耐久レースでした)車体の良さは抜群だと思います。

しかし今回は決して車体のみのポテンシャルを再体験したいだけでは無く、若かりし頃のチューニング魂を再び蘇らせる為に…というのも今回の動機のひとつなんですよ(汗

…ここ数年は競技やハイチューンばかりのスクーターしか自分のマシンは作成していませんしね。

友人知人のマシン作成等を依頼されたり手伝ったりしていると、私にも古き時代の感覚が戻りつつあるんですよ。

これを再び味わいたい…と思い、今回のG´再生計画に繋がったワケです。


そして、某お方のG´レストア記に触発されたという説も少々(汗


それでは、まずは私の所有しているG´のご紹介から。




横から コレが私が所有しているG´です。

横から見るとあんまり汚く無い様に見えますが爆裂に汚いです(汗

ステムも少し曲がってる様ですし、フォークにはサビが浮いてましたし。

テールランプもヒビがあり、ディスク板も無く、ホイールにいたっては前後違いますね(笑

ちなみにエンジンはDioのを載せていた記憶があるんですが、オイルポンプのギヤを寸法違いの物を付けてしまい、その状態で放置していた為クランク内にはオイルが溜まりまくっています(爆

エンジンは使わないので良いんですが、マフラーがほぼ新品なんですよねコレ。

…もうオイルが溜まって手遅れかもしれませんが…



うしろ こちらはリヤからのショットですが…リヤサスだけはとりあえずその辺にあったのを付けてみました(笑

エンジンはG´の駆動系&腰上を組んだDioの物のハズなんですが…忘れましたね(笑

ギヤケースカバーの刻印ではDioZXの物が使われてるみたいですが…中身があやしいです。

タイヤはTT90ですね。リヤだけDioホイールなので旋回性は抜群かもしれません(笑

サイドカバーやエアクリーナーは出てきましたが、フォークやステムはどうしましょう…

…他のホンダ車に犠牲になって貰うしか無いかも?

6年は全く触ってなかったのは確実なんですが、これほど痛んでいるとは思いませんでしたね。



ねじ切りボルト(泣 こちらはフロントですが…見事にフロントカウルの上側取り付けボルトが折れてます(泣

とりあえずこれではやる気が起きないので揉み直しましたが。

これは私がやらかしたのでは無く、中古で引き上げてきた時からの物ですので劣化具合がハンパじゃなかったですね。

ちなみに前オーナーは走りに振ってましたが、その前のオーナーはカゴ付けて乗ってた模様(爆

そしてレバーの角度もかなりあやしいですね…




さて、適度なボロ味が出ている本体の紹介はこれでとりあえずカンベンして頂くと言う事で…(汗

それではレストア記を書き連ねて行こうかと思います。

これ以後は、作業が進んだ時のみ更新されますので、よろしくお願い致します。



2004.7.3追記

腰下磨き まず手始めに、いつかG´に乗る時に使おうと思っていた腰下を引っ張り出してみました。

コレ、初めは無茶苦茶に汚かったのですが、なんとか根性の手磨きでここまで復活しましたよ(笑

元は実動車に載っていた腰下ですので、とりあえずの使用には問題無いかと。

しかしこれでもかと言う位パーツが付いてませんね(汗

細かいパーツを探すのに苦労しそうですよ…



2004.9.18追記

ガスケットセット ええとほったらかしのG´ですが、画像が無いだけで着々とパーツが集まりつつあります。

これもその一部、「ホンダ純正ガスケットセット」です。

部屋をひっくり返してたら出て来たんですよね〜。

…いつ買ったのか全く記憶に無いんですが(汗

それはさておき、上手い具合に経費が節約出来そうですね。

ギヤBOXのワッシャーも入ってる様子ですし(笑



スタンド! こちらも探し続けていたG´用のサイドスタンドです。

今となっては激レア品でしょうが、上手い具合にオークションで手に入れる事が出来ました。

スクーターのセンタースタンド装着状態だとバンク角が無いのは定説ですが、G´の場合あんまり影響しません(笑

といいますか、そこまで寝かせると先にタイヤが悲鳴を上げますので。

ただ私は…おそらくそこまで逝っちゃいますので、まだ安全なコイツを装着しようかなと思います(汗

もちろんセンタースタンドも必須ですがね。メンテや長期保管の時に大変困りますので・・・

ところが、そのセンタースタンド、もうメーカーでは欠品なんですよね。

困り果てていた所…この計画の影響元の某所のお方「でんぎょ〜氏」よりパーツを譲って頂けるというありがたいお言葉が…

1も2も無く飛びつき、スタンド他欠品パーツを譲って頂きました。

(でんぎょ〜さん、どうもありがとうございました)


そしてその他にも、左サイドカバーやエアクリーナー、駆動系各パーツ少々やオイルポンプ等、結構な数のパーツが倉庫より発掘されましたよ(爆

なんのかんの言って、結構探せばあるものですね…パーツ(笑

…家の倉庫が特殊すぎるのかも(汗



2004.9.23追記

フォーク さてこちらはフォークです。まさにG´の命ともいえる場所ですね。

コレは高知ねぎぴいまんず君よりご提供頂いた物なのですが、古いモノですのでさすがに劣化が酷かったです。

…フォークをバラすとオイルが固体になってましたが。

写真がありませんが、スプリングにオイル?がこびりつき、棒の様になってましたよ…

ちなみにコレ、右と左で使われているパーツが違うのがお分かりでしょうか?

見えませんが左側だけ、何故かボトムケースの底に「ロックピース」が使われているんですね。

その影響だと思いますが、スプリングは左右で長さが違っている上に右側にはカラーが入ってたりします。

…すごくこだわった作りですよね〜

そして純正のオイル規定量を忘れてしまっているコトに気づき…カンと記憶を頼りにオイル10番を45cc・油面65mmにセットしました。

暫定ですので適当ですが(笑



マスターカップ そしてこちらはマスターシリンダーのカップ部分ですね。

さすがにコレも元の車体の物は使わず、ストック品を投入することにしたのですが…

案の定、変な液体が詰まっておりましたが(笑

バラしてエアガンで頑固な汚れを飛ばし、シール部分にはシリコングリスを塗り込みました。

相方のキャリパーは…程度の良い金キャリパーが見つからなかったのでやむなくライブの銀キャリパーを使う事にしましたよ。

…去年までレースで使ってたキャリパーなのでノーメンテで使える、というのが本音ですが(汗

また写真がありませんが、パッドは使い古しのデイトナ赤パッドです。



フロント廻り だんだん使えそうな雰囲気が出てきたフロント廻りのパーツです。

でんぎょ〜氏より頂戴したステムはサビ落とし&再塗装でリフレッシュ、フォークもとりあえず光らせる程度に鏡面仕上げです。

そしてホイールですが、コレ最初の写真に付いていた物とは違うんですよ。

たまたまDio用2.15リムで黄色に塗装されていてTT90の3.00サイズが履かされているホイールが転がってたのでとりあえずコレで行くことに(笑

タイヤ使えるんでしょうかね?多分回れば良い、的なモノだと予想(汗

しかしまさか今時鉄ホイールが必要になるとは(笑

デザインのイメージが完璧に決まればアルミも考えますけれどね〜

とりあえず本体色はブルーメタリック。これは決定済みですのでよろしくです(笑



2004.9.24追記

ブレーキ完成 本日はブレーキを組み立てました。

一応それなりに磨きも入れたので汚くは無いハズ…ですが(汗

まだ車体に載せてませんがフルードも入れエア抜きもしました。

ホース&キャリパーはレース用ライブのお下がりですが、そんなに劣化はしていないと思います。

ちなみにパッドも雨のレース用のお下がりだったり(笑

何かレストアと言うより寄せ集めの感が大きくなって来ましたね…

まあ、旧車に新型部品を投入出来ると言うコトでひとつ。

…出来る限りストックの状態は残したいですけれどね。



2004.10.14追記

さて…フロント廻りは何とか形が見えてきたので、次はとりあえずエンジンに取り掛かります。

まず腰下なのですが、一応の実働腰下のストックを使用するつもりですが、せっかくなので腰下のチェックをする事にしました。

クランクベアリングやオイルシールは当然注文したのですが、問題はクランクシャフトなんですよ…

もちろんG´はすでに「旧車」の部類に入りますので、純正パーツがボルトの1本まで無い事無い事(泣

クランクシャフトも在庫はわずかなのですが、当時の定価8500円に対し

13400円まで値上がりしているんですよね…

さすがに勢いだけでは購入出来る金額では無かったので見送るコトにしました(泣

ベアリングだけでも定価600円→910円と納得行かない値段に…

(ちなみにベアリングも品番変更されていまして、GWO-023というモノが来ました)


そうなってくると再利用するワケですが、私の理論上、「一度でもクランクケースから抜き取ったクランクシャフトは再利用しない」という厳しい掟がありますので(笑

再利用する場合、最低でも芯出しは行うんですよね。

(といいますか…中古を再利用した事が無かったりしますが)

で、とりあえずバラしてみました。


ベアリング クランクシャフト


ベアリング&ウェブに錆が浮いてますが。

ベアリングは良いとしても、クランクウェブにサビがあるのは何か気分的にイヤですよね(汗

しかも左側オイルシールの入る部分が異常な程焼けてます…

コンロッドが焼けるのは定番ですが、ここまでシャフトが焼けているとこれまたイヤです(笑

しかしもう後には引けないので…これで芯出しを行って組みますよ。

(両側ともクランクシャフト側にベアリングが残らなかったので、ケース&シャフト共にそんなに劣化はしていないと判断しましたので)


ちなみに芯出しはある程度の精度を出せる所にお願いしようと思っています。

レース用エンジンでは無いので、そこそこ(1/100)程度の精度で良いかな?と思っていますがね(笑


2004.10.18追記

さてさて・・・見事にバラしたG´のクランクシャフトですが、早速精度チェック&芯出しの為に某所に持ち込むコトに。

某所とは…私の地元サーキット、「カートランド四国」の中にあるカートSHOP「KENT」さんなんですよね。

さすがSHOPさんなので、各種設備が整っていたり(汗


とりあえず計測 早速計測台に載っけてブレの計測です。

この台はカート用クランク専用ですのでちと使いづらかったですが(笑

後は普通にダイヤルゲージで計測ですね。

コレが大変なコトになっているとは、この時にはまだ気づいてませんが…

ちなみにあまりにクランクのすわりが悪いので、この後Vブロックマウントに変更しましたが(汗



上の写真の様にクランクウェブの近くを計測したのでは当然ブレは0ですが、オイルシール装着点を計測すると


100分の8のブレがありましたが(泣


…いくら中古クランクとはいえ、さすがにコレはひどすぎますね(泣

そして銅ハンマーでウェブをぶっ叩き、クランクウェブの「ねじれ」方向に対しては、ほぼ0まで修正出来たのですが、クランクピン頂点側とその対角側(ウェブの開き具合)がどうしても直らなかったんです…

外したときに回転させた目視で、ウェブ下側が「ハの字」に広がっているような気はしていたのですが、いくら修正しても直らないので困り果てました。

実際、元々コンロッドの動きが少し渋かったんですよねこのクランクは。

クランクウェブの上側&下側の幅を計測した所、コンマ2mmも下側が開いていましたし(爆

(この時点で、クランクシャフト末端で縦方向に100分の17もブレが出ています。そりゃコンロッドも動きません)


ここでKENTの方からアドバイスがあり、「一度クランクピンを抜いて計測したら?」とお達しが…

私もここまでウェブが広がっているのは何かがおかしいと思いましたので、もうダメ元でクランクピンを抜くことにしました。


バラバラ(汗 で、こうなりました。

カート用クランクの冶具をなんとかクランクに当て込み、油圧プレスでクランクピンを抜きました。

こんな精度のある作業は私個人では絶対に無理でしょう…

さすがに冶具があると違いますね(笑

ちなみにこのあたりの作業は全部お任せ作業ですよ(汗

KENTのT氏に感謝です〜


…クランクピンをバラすと案の定、


斜めに圧入されていた形跡がありましたが。


これはもう運が悪いとしか言い様がありませんね。

新品での純正出荷時にも結構ブレていたと思われますよ。

私がいつも言っている、「ハズレ」のパーツですよね…


分かりますかね? …見えにくいですが、クランクピン圧入部内側にわずかにサビが浮いています。

ここがサビていると言うコトは、明らかにピンが曲がって入っていた証拠ですね。

ピン自体は全く歪みがありませんでしたので、作業精度の問題だったのでしょう。

ピン圧入部の「アタリ」もおかしいですよね…



というワケで…原因が分かったところで、普通ならこんなクランクは田んぼに向かって全力投球ですが。

今回はそういうワケにはいかせない為の地獄のレストアですので、何とか復旧を試みるこコトに…


KENTのT氏のお話によると、入っていた位置とは違う位置(正反対)に真っ直ぐにピンを入れれば、芯も出やすくなるんじゃないか、と言う事でしたので、全て再利用でクランクをまた組むことにしました。

(皆さんマネしない方がよろしいかと。結構無茶ですので…)


そしてコンロッドがスムーズに動くように、私の経験とカンを頼りにピンの打ち込み具合を決めつつ、なんとかクランクピンを圧入して頂きました。

結局、バラす前よりコンマ2mm程打ち込みを制限した所でやめておきましたが。

このあたりがコンロッドのスラスト方向のガタが適正だと…カンで決めました(笑


そして再度芯出し作業に戻ったのですが・・・再び1からの作業ですのでもう大変でした。

結局T氏にほとんどおまかせ状態になってしまいましたが、何とか100分台は突破し、1000分の8程度での芯出しが成功しましたよ…

クランクピンが曲がってなかったのが幸いでしたが、一度ピンを抜いてしまっている上に芯出しの為かなりぶっ叩いたので、早い時期に芯がブレはじめるとは思いますがね(汗

しかし一度「再利用する」と決めたからには鬼になりますよ…

さっさと新品買え、というのは(以下略


あと余談ですが、この日はついでに中古のJOGのクランクも1本芯出しを行ったんですよ。

これは元々100分の2〜3しかブレが無い良いクランクでしたので、私が何回かぶっ叩いた程度で1000分台の芯が出ましたが(爆

…いかにG´のクランクが悪かったかご理解頂けると思います。

といいますか


その位が普通ですよ。


あんまり叩きすぎるのは本当は良くないんですよね。

一般クランクに比べて、元々クランクピン圧入の力も弱いと思いますし、叩きやすい代わりにブレも出やすい、というコトですよね…


さて色々ありましたが、今回の作業はコレで終了です。

中古クランクですので少しは苦労すると思っていましたが、まさかこれほど苦労するとは予想外でしたよ。

やはり手に入る場合であれば、新品クランクを購入してから芯出し、と言うのが大正解ですよね←阿呆

・・・さすがにクランクピンまで抜いたのは今回が初めてでしたよ。

良い経験になりました。


何だかレストアとは違った方向性のコンテンツになりつつありますねこのコンテンツ(汗



2004.10.31追記

さてさて…エンジンの方はひとまず置いときまして(汗)、いいかげん車体本体の掃除を始めないとダメだと思いましたので、真面目に掃除開始です。

…普通は全バラしてからいろんな所をチェックすべきですが…順序逆ですね。

何故バラシが後回しなのかと言うと…単純にバラしたパーツの保管場所に困るからですが(笑

一応この車体の劣化具合や悪い所は把握してますので、後回しでも良いかと。


掃除始めました とりあえずは完全放置のリヤ周りから掃除です。

シートのカスが大量に詰まってて大変ですよ(泣

オイルもかなり漏れてますので余計にベトベトです…

案の状、オイルはクランクケースに全て流れ込んでいた様で、タンクはカラでしたが(笑

当然キックを踏んでも降りませんね。完全にクランクケースがオイルで満タンになってますので…



適当にホコリを取っ払った写真ですが、ここから出来るだけフレームを丸裸にして掃除をします。

「見えない所だから汚れててもかまわない」というのは好きではありませんので…

これがレストアで一番時間がかかり、なおかつ楽しくめんどくさいポイントですね(汗


で、本日は…お手製のモノを譲って頂いたのですが、めでたくサンドブラストを導入出来ましたのでその記念に(笑

G´に流用予定のライブ用ヘッドを磨いてみました。


ライブヘッド 一応小物ならなんとかブラスト出来る位には設備を整えましたので、本当にその辺に捨ててあった腐食&カーボンまみれのヘッドをベースに磨きました。

アルミナを当てただけですが、通常の使用なら問題ない位に綺麗になりましたよ。

当然砂は再利用ですけれどね…(汗

あとはいつもの手磨きで仕上げます。

ちなみにまだ面研中ですが、どの位削ろうか悩んでますよ。


で、もうひとつ。

気休めLVですが…(汗


ローターベース改 充電系のハーネスがボロボロに痛んでいたので、線材を交換しました。

さすがにレーシングマシンの様にハーネス全ての配線を交換するワケには行きませんが…

とりあえず充電系のローターベース元に近い所ですので、多少の効果はあるでしょうね。

途中までの線材の交換でも、意外と効果はある物なんですよ。


とりあえず本日はこれだけです。

次はハーネスをバラしてから、アースやIG周り、ライト等の配線強化を行おうと思ってます。

…どんどんやるコトが増えてますね(汗



2004.11.7追記

さてさて…一番の難所であったメインハーネスのリフレッシュですが、やっと完成しましたよ。

もちろん全てのハーネスの線材を取り替えたワケではありませんよ(汗

大事な所を重点的に交換してみました。


メインハーネス改 メインハーネスの後ろ半分の部分ですね。

ここはG´の場合、バッテリーはもちろんCDIやIGコイル、レギュレートレクチファイアやスターターリレー等が密集してます。

このあたりは非常に重要な配線が通ってますので、アース線(マイナス線)もろともほぼ全ての線材を交換しました。

ライティング系配線のみ、フロント側との兼ね合いがありましたので+側は交換してませんが…(汗

実際は…めんどくさくなった、という説が濃厚です(笑


ちなみにIGコイルのマイナス線、CDIのマイナス線、ジェネレーターの充電系のマイナス線、レギュレートレクチファイアのマイナス線は、本線(メイン)のマイナス線には繋ぎませんでした。

点火&充電系はすべて「バッ直」でバッテリーのマイナス側に戻してあります。

これは不具合の原因にもなるボディアースを極力使わず、なおかつライティング系と点火系でアースを独立させたかったからなんですよね。

なので「アーシング」の必要はありません。だって大事なマイナス線は全てバッテリーに直に戻してますからね(笑

あ、でもフレーム&エンジンのアースを捨てているワケではありませんよ?

フロント側の電装系は、灯火類以外はフレームアースですからね。


…言葉でご説明するのはちょっと難しいですが、まあ経験とカンとフィーリングですよ(爆



メインハーネス完成〜 そして…こちらが完成したメインハーネス&ジェネレーターコイルです。

…ハーネステープで巻いてしまうとノーマルにしか見えませんけれどね(泣

調子に乗ってセルスターターリレー等の配線まで交換してしまいましたが…実はセル使うつもりは無かった上にバッテリーレスで行こうかと思ってたんですよ(笑

バッテリーBOXはモノ入れにしようかと思ってたんですが…まあ後で考えるコトにしますです(汗


今回はハーネスが古い&極端に劣化している事もあって、ほぼ全ての電装系を見直すハメになってしまいましたが…効果はあると信じてます(汗

アースの取り方一つでも、無駄に電気抵抗の多いフレーム&エンジンを通すよりは、直にバッテリーに戻した方が理想的ですしね。

あ、もちろんアース線がほとんど無いとはいえ、エンジンのアース線は残ってます。

これが無いと、パルスコイルのマイナスが無くなっちゃいますからね。

一番大事な点火系&CDIの電力供給&パルスはかなり理想的な経路になったハズですよ。

ちなみに配線材で約15m程度の配線を交換しましたね。


そして…ただ普通にハーネス線を交換するだけならめんどくさいだけで難しくは無いのですが、私の場合






配線図もサービスマニュアルも無かったので気が狂うかと思いましたが。





マネしない方がよろしいかと思いますよ(笑

それ以前にサービスマニュアルなしでレストアというのがそもそも間違って(以下略



2004.11.27追記

…久々の更新ですね(汗

最近はカウル等の磨きと…腰下の加工をやっていました。

腰下は企業秘密ですのでお見せ出来ないのですが、掃気通路の見直し&定番の「埋め」ですよ(笑

カウル磨きは…まずは樹脂(ポリプロピレン)のパーツなのですが、これは黒のままで行こうと思うので、某所で学んだ必殺の磨き方で磨きました。

メラミン+クレポリメイト メラミンスポンジ(超微粒子研磨材スポンジ)で表面を慣らし、コーティング剤で光沢を出します。

メラミンスポンジは基本的に水を付けて擦る物ですが、私はザッと磨いた後、コーティング剤を含ませて擦り込みました。

これがなかなか効果がありまして…かなりの光沢がよみがえりましたよ。

…やっぱり旧車ですので、完全に粉を吹いている部分もありましたが、納得出来るLVにまで磨けましたね〜


あ、このメラミンスポンジですが、水を付けずにコスってしまうと…大変なことになります(汗

削れてしまった細かなスポンジの粉が空中を漂い…吸い込んでしまうとものすごく気分が悪くなります。

とりあえず身をもって体験しましたので間違い無いかと。

人体にも効果絶大の様ですのでお気を付け下さいね…


で、写っているのはサイドカバーなんですが、調子に乗ってステップ部分にまでコーティング剤を擦り込んでしまいましたが。

…足を踏ん張るとかなり滑りますので絶対におやめ下さい。

もちろん過去に身をもって体験(以下略


カウルのステッカー剥がし(注:在庫無いですが) こちらはプラスチックカウルの部分ですが、塗装する為にステッカーを剥がしてます。

…このステッカー、古くなってくるとかなり剥がしにくいですよね。

コツは…ドライヤー等でステッカーの「糊」を温めてやり、剥がれやすくするコトですね。

かなりの勢いで温めた(炙った)方が良いですよ。ステッカーがベロベロになる位の勢いで(笑


そして剥がし方のコツですが、「ステッカー面に対して180度反対の方向に引っ張る」のがコツですね。

写真の様に、ステッカーを半分に折るような方向に剥がしていくとちぎれにくくなります。

あ、写真では剥がれている部分よりかなり遠い場所を引っ張ってますが、コレはダメですね。

剥がれている部分と剥がれていない部分の境目をじわじわ引っ張るのが大事です。

(それでも途中で切れる事がありますが…そうなった場合はあせらずに、「出来るだけ広い面積で剥がし続ける」のが大事ですね)


しかし絶版のステッカーを剥がすとは…神をも恐れぬ行為ですが。



…いーんですよ。私、純正色のまんま乗るのは好きじゃあ無いので。

ちなみに塗装、といいますか全体のイメージは…「レーサーが街乗りに使ってるスクーター」的な感じで行こうかと。

昔のレーサーの様に…ライトやゼッケンプレートが混在するまま普段は街乗りし、レースの時には保安部品のみ外す…といった感じですかね。

…憧れたんですよ昔は。だって「本気オーラ」がにじみ出てるじゃあないですかね?「街乗りレーシングマシン」って。

もちろんG´のノーマルスタイルも大好きですが、私、外見は「人と同じなのはイヤ」なタイプですのでご了承下さいな(笑


最後に…これは数少ない外注品になりますが、MR.XYGさん謹製の軽量フライホイールです。

MR.XYG氏製SPLフライホイール これだけは外注品になりましたが…私ではこの様な素晴らしい物は作成出来ませんので(泣

当HP常連の「MR.XYGさん」にお願いして作成して頂いた物です。

…ノーマルが田んぼに投げ(略)位までサビていたので、程度の良い中古品を購入して作成して頂きました。

ちなみに重量は707g→641gまで軽量化されています。

あ、サビない様にクリアーで塗装しました。


Dio系は他車種に比べるとそんな大幅な軽量化は出来ないのですが、ライトチューン車両にはコレ位がちょうど良いかと思います。

(私、とりあえずライトチューン、ライブキャブやエアクリ改、ポート加工やケース加工、駆動系純正流用&加工位で行こうかと思ってますので)


あ、MR.XYGさん製フライホイール、某オークションにも出品されていますので、興味のある方は覗かれてはいかがでしょうか?

とっても丁寧なお仕事ですよ〜。


さて…本日はこんな感じです。

実はホイールも塗装したのですが…塗っている途中でリヤが少しブレている事を発見してしまい…ちょっと手を抜いたのでお見せ出来ません(汗

いずれはアルミを導入しますので…その時は真面目に塗りますよ(笑

…このG´、最初はウイリーの感覚を取り戻すのが最優先事項ですので、鉄ホイールはおそらく曲げてしまうかと…(爆


※ページが長くなってきたので分割します。

 次のページへどうぞ(汗

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