クラス別マシン解説


ここからはクラス別にマシンの特徴を解説をします。

恥ずかしながら私のマシンの画像もあります。

(画像をクリックすると拡大します。)


注意!

このクラス分けは1990年代初頭から2000年代初頭にかけての物になります。

4サイクルスクーター等は無かった時代の話になり基本的にかなり古いものですので

最新の情報は専門誌等をご覧下さいませ。


FNクラス (スクーター・ノーマル)

ライブDioZX、一番の愛機です

私のFN仕様マシン、94ライブDio-ZXです。

といっても96に見えますね・・・

94パーツはほとんど残ってません。6年乗ってますんで(笑

(ゼッケンが黄色ですがEXPでは無いです)

(※6年乗っているというのは2002年時点の話で、2004年頃には97年式の車体に変わっています)



このクラスは、最も「ノーマル」に近いマシンですね。
しかし完全にノーマルというわけでもありません。

おおむねこの様な感じです。

基本的に、駆動系とキャブのセッテイング、CDIしか変更出来ませんので、マシンを速くしようとするには大変シビアなセッテイング能力が必要とされます。

しかし同一車両であればマシン差もそれほど出ませんので、ライダーのテクニックの勝負になっています。
ちなみにこのクラスが一番盛り上がってますね。


FPクラス (スクーター・一部改造)

遊び専用JOGです。ボロいです。


私のFPもどき(笑)マシンの95JOG-ZRです。

…そのへんに埋まってたカウルを付けてますが(笑

これは本気で攻めるマシンではありませんので、

それなりの安価な作り方です。

あくまで「FPもどき」ですので・・・



このクラスは、FNクラスの仕様に+αの改造を施せます。
「一部改造」ですので、チャンバーの変更、エアクリーナーの取り外し等が行えます。

上記以外はFNクラスに準じます。

このクラスはチャンバーの変更や混合仕様、オイルポンプ&充電コイル&セルスターターの除去、直キャブ等が認められており、かなりのパワーがあるマシンです。
それに加えてフロントフォークの改造、変更も行えます。

チャンバーの選択が大きなポイントですね。
もちろん改造出来る所が増える為、それなりのマシン作り&セッテイング能力が要求されます。


FSクラス (スクーター・フル改造)

FS仕様です。実は寄せ集めマシン(笑


これが私のFSマシンです。

フレームはオクムラエンジニアリングのアルミフレーム改、

FRPタンク&シートもオクムラです。

ベースエンジンはYAMAHA 2JAです。

一般的にスーパースクーターと呼ばれるマシンですね。



このクラスは、事実上スクーターレースの最上クラスになります。
「ファミリーバイク・スペシャル」(笑)の名にふさわしく、すさまじいまでの改造が行われています。

規定はわずかにこれだけです。

実際の車両はアルミフレームにアルミホイール、RS125用モノショックやNSRフォーク等で固められています。
エンジンは個人個人によってスペシャルチューンが施されています。
私の知り合いではブレンボ4POTキャリパーや対向2POTリヤディスク、自分で設計したワンオフアルミフレーム等を使用している 人もいます…

一度乗らせてもらった事があるのですが、

本気で空を飛ぶかと思いました(汗

私も一応FSマシンを所有していますが・・・全然比べ物になりませんでしたね。
…しかし本当は楽しかったんですが(笑

話がそれました…
とにかく殺人的な加速と凄まじくクイックな旋回性を持つマシンです。
最近は人気復活の兆しがありますね。私も出場してみたいものです。
(※復活の兆しがある、というのは2003年頃の話でその後は廃れてしまいました)

このクラスは改造のノウハウが最も重要だと思います。
…あとはお金ですかね(泣

余談ですが、改造スクーターレース全盛の頃の「ワークス製コンプリートマシン」は100万円近くしたそうです。


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