2005 まるち杯全国大会参戦レポート




さて今回は…モト・チャンプが主催する、まるち杯全国大会のレポートをご報告したいと思います。

「まるち杯」というレースは、ミニバイクレースでは全国最高峰のLVのレースですので、日本中から「我こそは!」という猛者が集まってくるレースです。

…とまあ、ここまでは2年前と全く同じ文章をコピペしたところで、真面目に本題へ(笑



2005年全国大会の日程は、8月6日が予選、7日が決勝という日程になっています。

いつもながら地方選手にはありがたい日程ですね。

もちろん今回も開催場所は兵庫県の猪名川サーキットになります。

以前は全国大会と言うと…明智ヒルトップサーキットとか秋が瀬サーキットとか、かなりの遠方ばかりでしたので、四国在住の私にはちとキツかったんですね。

2年に一度とはいえ、関西圏での開催は本当に嬉しいんですよ。

(もちろん遠方より遠征する方もたくさんいらっしゃいますけど)



猪名川サーキット 狭いテントピット(泣


というワケで、金曜夜8時のフェリーに乗り込み、神戸から猪名川までは下道をノンストップで爆走し、夜中には2ヶ月ぶりの猪名川サーキットへと到着しました。

今回は荷物が多いので、家庭の事情を推して参戦したN氏選手との相乗りでは無く…トランポ2台体勢での出撃でしたが。

なおかつお互いヘルパーもいないので、かなりきつい状態でしたけどね(汗

…なので今回はいつもにもまして写真がありませんがご容赦下さい。


で、全国大会ってPITの割り当てがきちんと決まっているのですが、今回は訳あってテント下での生活を余儀なくされましたが(笑

まぁ2台だったのでそんなに問題は無かったんですけど…


今回は「まるち杯」になっての全国大会が10周年と言う事もあって、かなりの数のエントリーがありました。

私の出場するFNクラスは、合計41台と言う素敵なエントリー台数でしたよ。

しかも…その内4分の1は関東圏の選手、他はまるち杯関西で活躍されている方がほとんどと言う…

ある意味非常にヤバい選手内容となってます(汗


もちろん地方選手としては、いつも全国大会でお会いする長野の熊谷(兄弟)選手もいらしており、N氏選手共々再開を喜びましたよ。

熊谷選手は前日にも練習をされていたそうですが…「僕らより遅い人いなかったような感じだね」との事…

ソレを聞いて一気にプレッシャーがのしかかったのは言うまでもありませんが(笑




そしてFNクラスは朝一でタイムアタックの時間です。

今回はいつもと違い、タイムアタックを2回行って決勝のグリッドが決まるという、かなりチャンスが大きい方式でした。

台数が多いのでゼッケンごとに3組に分かれてのアタックとなったのですが、私の組には…

チャンピオン南出選手や大西塾の安田教官や民谷選手、関東の雄飯田選手、その他にはバトルジャンキーの方々などなど…

どう考えても実力差がありすぎるグループでのアタックとなってしまいましたが(泣


…もちろんEXPライダーの集団の後ろに付いて行こうとはしましたよ?

当然のごとく1周回る間に見えなくなっちゃいましたがね_| ̄|○



で、1回目のアタックでは私のタイムは61.847というヘボヘボなタイムしか出せませんでしたが…(泣

路面が悪くなっているのは前回走ったの5月のまるち杯猪名川にて百も承知でしたが、何故か前後ともドリドリ状態になってしまい、まともにライディング出来る状態じゃ無かったんですよね。

と、他の方に色々お話を伺っていると…皆さんこの滑る路面では空気圧をかなり下げているという事が判明しました(汗

私、今回はF1.2kg&R1.7kgで走行してみたのですが、これが滑りまくる原因だったみたいですね…



N氏選手の方は、今回リヤサスを私と同じ「オクムラ改仕様」に作り直していたので、かなりいけると踏んだのですが…

タイム的には61.287というあまりパッとしないタイムでした(汗

ご本人いわく、「硬すぎる…というか何かぴょこぴょこする」との事なので、一生懸命セッティングを変えてみましたよ。

しかし何故か一向に改善されないんですね。

リヤサスのセット範囲は色々と試したんですが、何故かエンジンハンガーの動きがおかしいんです。

「こりゃハンガーの締め付けトルクがおかしいのかな?」と思い、ハンガーの固定ボルトを見てみると…





















見事にエンジンハンガーの取り付けボルトが


外れかけでしたが。
















…とりあえずN氏選手を罵倒しつつ、すでに消し飛んでいたナットの代わりのナットを探し、ハンガーボルトを固定し直し事無きを得ましたが…

もう少し気付くのが遅かったら、ハンガーとフレームを繋いでいる短いボルトが完全に欠落する所でしたよ(爆

あの特殊ボルトが飛んでいたら代わりは無かったので危ない所でした(汗

というかこんなんで良くまともに走ったなと(以下略



で、私は2回目のアタックに備えタイヤの空気圧を落とし、昼前には少し雨がパラついたのでキャブ等もセッティングし直し、2回目のアタックに出撃です。

(空気圧は結局F1.1kg&R1.6kgでリヤサスの圧側を柔らかめにしました)

すると今回は1回目とは比較にならない位タイヤがグリップし、エンジンも少し伸びが出ています。

そしていつも通り速いライダーの後ろに付き、満開アタックをかまし電光掲示板を確認すると…

61秒フラット近辺のタイムが出始めていました。

長野の熊谷選手も60秒台を出していたので、ここで踏ん張らねばまた下位に沈んでしまうのは必須…

なので「このまま行けばなんとかなるかも?」と思い始めた所で…何かコース外の山の方に稲妻の様な物が見えるではありませんか(汗


…すると予想通り、いきなり湿度が上がりエンジンが吹けなくなってしまい、そのまま時間切れというなんとも納得行かない状態に(泣

んで、ピットに戻った直後にすさまじい大雨が降り出しました…



もう吹き飛ばされそう(汗 もう無茶苦茶な暴風&雷鳴でしたよ。

テントの上には水が溜まってだばだば流れてくるわ、地面は敷物を越えて水が浸入して来て工具とかびしょびしょだわで…

外は雷鳴が轟いていて…雷が大嫌いな私はもう生きた心地がしませんでした(汗

かなりの近場にも落雷があり、本当に恐怖を感じましたね。

んで、トレーに入れておいたPOSHのCDIが水没しました(泣



2003年の全国大会も天候はかなり不安定でしたが、今回はあまりに酷過ぎ、2回目のタイムアタックは私の組以降は中止となってしまいました…

ギリギリで大会が中止になる事は無かったのですが、FNクラスの私の組だけタイムアタックが2回行われていたのでもちろんそれも無効になってしまいましたが(泣

結局、予選結果は1回目のヘボタイムが適用され、41台中37番手という見事すぎる予選落ちでした…_| ̄|○

といいましても、下位15台位は全て60〜61秒台と言うものすごい接戦だったんですけれど…

「もしも」と言うのはタブーですが、2回目のタイムを暫定で当てはめるとBクラスの1ケタ台には行けたと思いますよ。



結局N氏選手共々予選落ちしてしまいましたので…Bクラスへの出走となりました。

しかし今回は、Bクラスで上位位までに入賞すれば、敗者復活でEXPクラスに出場出来るんです。

EXPクラスに上がるにはこれに賭けるしか無いのですが…Bクラスのトップは楽勝で59秒台なので、なかなか難しいですね…




とまあ、こんな感じで波乱の予選日は終了しました。

2回目のアタックが無効になってしまったのは痛いですが、なんとか前に出ていかなければなりません。

…上位3位に入るには、14台抜かなければ駄目ですけどね(爆


予選終了後はいつも通りお風呂に入りに行き、少々アルコールをかっ喰らって車中泊です(笑

今回は体重があまり落とせていなかったので、もうココまで来たらあまり飲み食いは関係ないと割り切りましたよ。

(今回の減量は62kg→59.5kgでした…)

マシン的にはもう申し分ない仕上がりだったので、あとは人間次第ですね。

あ、虎の子のキタコCDIがぶっ壊れていると言う事が土壇場で発覚した事以外は、ですけど(爆



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