2007 まるち杯全国大会参戦レポート




さてさて。今年もやってまいりましたモト・チャンプが主催する、まるち杯全国大会ですが。

「まるち杯」というレースは、ミニバイクレースでは全国最高峰のLVのレースですので、日本中から「我こそは!」と

いう猛者が集まってくるレースです。

…とまあ、ここまでは2年前と4年前とほぼ同じ文章をコピペしたところで、真面目に本題へ(笑



2007年全国大会の日程は、8月4日が予選、5日が決勝という日程になっています。

もちろん今回も開催場所は兵庫県の猪名川サーキットになりますね。

2年に一度の関西圏での全国大会、私はこれには絶対出場するのが定番化してますが(笑

今回で4回目のチャレンジとなります。

ですが今回は色々な事情の為、いつもならば全国前のまるち杯猪名川に参戦して感覚を掴んでおくという事も

出来ずじまいで、本気で


2年ぶりの猪名川サーキット走行な上まるち杯参戦も2年ぶり


という無謀極まりないチャレンジになってますが何か?

ただでさえLVの高いまるち杯な上、私今年数える程しかFNマシンに乗ってないのでなかなかデンジャ(略


でもって…私と同じうどん王国人の某N氏なんですが。

もちろん今回も一緒に全国大会参戦という予定だったのですが、なんと直前になり家庭の事情で参戦出来なく

なってしまい…さらに追い討ちをかける様に私のサポートをお願いしていたチーム員の人も来られないという(汗


結局、スクーター四国勢は自分一人な上、地獄の単独遠征決定でかなりテンション下がってしまいましたが、

逆に動きの自由度がある、と言う事で…事前にちょっとでも猪名川を走れれば良いなと思い、無理をして

金曜日の朝から猪名川入りしようかと企んでいましたが




見 事 に 台 風 直 撃 で


四 国 脱 出 不 可 能 _| ̄|○




という、2003年全国大会と同じ様なドツボ具合になりましたとさ_| ̄|○_| ̄|○


結局フェリーが復旧したのは金曜日午後8時の便となり、それに乗り込みいそいそと

猪名川サーキットを目指しましたよ。

あ、ちなみに今回は運良く迷わなかったですよ?(笑

…この時点でテンションは限りなく低くなってたのは秘み(以下略




装備ぐちゃぐちゃ(笑 今回はそれなりに余裕アリなPIT割り


というワケで、やって来ました2年ぶりの猪名川サーキット。

金曜深夜ではさすがに台風の影響か、降雨ではありませんでしたが路面は濡れていたので

ハーフウェットなレースを覚悟しました。

ですが現地に着いて雨が降ってるのと降ってないのとではちょっぴり心理的に差があるのでまだマシかなと(笑


で、早速指定PIT(地方別に固まってます)にマシンとかを運びますが、四国勢PITなのに見慣れないFN-JOGを発見。

どっかで見た風味のデザインだな〜と思ってて朝になると、2003年の全国大会を最後にレースを休止したハズの

高知県の中平選手の姿がそこに(汗

いやはや、彼とは会うのも4年ぶりでしたが、これでスクーター四国勢は私一人で無い事が判明し、

心理的にはずいぶん楽になりましたよ〜

ちなみにこの中平選手、四国のFNライダーの中では唯一、FN-EXPクラスまで上がった人ですね。

実は猪名川は練習したらしいですが、さすがに全盛期よりは2秒程タイムが落ちてるとの事で(汗

(…彼は密かに昔の徳島カートランドでのFNクラスシリーズチャンプだったりします)


他には四国勢として、もはや超人的な域に達していると(個人的には)思うM&SP12の赤沢選手を筆頭に、

Mクラスには伝統の徳島カートランド出身のベテラン余語選手や藤本選手、SP12にKLSでのチャンプ経験もある

高知の若手の小井選手、そしてその高知の名門YOUSHOP松浦からはMクラスに中山選手、愛媛からは

これまた名門と言いますか歴史のあるSHOPヤノバイクからSP12に渡部選手と。

私が四国内で「速い!」って思う方々がみーんな参戦されてたのはびっくりしましたね〜

あ、私は除きますが(笑

ちなみに私だってシリーズチャンプ経験はありますがこの中だと全然LVが違(略


と、簡単に四国選手紹介した所で他の選手…と行きたい所なんですが。

実はまーたデジカメの呪いが発動したらしく、飛び飛びにデータが壊れててマジで写真ありません_| ̄|○

なのでさらっと顔見知りのFN参戦の方々のご紹介だけでも(汗


まずは大西塾の安田教官、もちろん今回もFNはDioでの参戦ですが、今回こそは日本一の栄冠を

ライブDioと共に奪って頂きたく思ってますね。

…いつも情報交換して頂きありがとうございます>私信(汗


そしていつも全国大会でお会いする長野の熊谷選手もいらしてて、本来はいつもご兄弟での

参戦なのですが、今回は諸事情により弟さんのみの参戦で残念でした(泣

…しかしながらおそらくいつも通り私と実力伯仲だと信じてるのでレースは楽しみ(以下略


次は関西勢、と言いますか、兵庫の名門「TEAM YOU 明石」から中井選手を筆頭に…

数年前からメールでやりとりしてた竹中ユウキ選手、今回初めてお会い出来て面白かったです(また私信

…またDio乗って欲し(以下略

そして過去の名阪のM12チャンプである池口選手、なんと今回はFNクラスへの参戦です。

って、私には峠時代の「ちび太」君という呼び名の方がしっくりくるのですが(笑

ここでちと余談ですが、大昔、彼がJOG乗ってて淡路カートランドのFNクラスであいまみえた時、彼のマシンは

ギヤのBGトラブルによりリヤホイールガッコガコ状態だったのに、私は後ろをついていくのがやっとで

見事に負けたという記憶がありますが_| ̄|○

…こんな事ばっか書いてるから私の下手さが目立つのかと今ちょっと思った気もしま(略


で、次に某mixiで再会していた旧友、兵庫のガレージレッドゾーン&YOU神戸の太田選手ですが…


ガレージレッドゾーンR太田選手JOG 運良く彼のマシンの写真だけ残っていましたのでさらっとご紹介。

彼は学生時代にうどん王国に住んでまして、カートランド四国のFNクラスにも参戦してた事があります。

当時は良きライバルとして一緒に走ってましたが、地元に帰ってからは音信不通になってたので… 今回の9年ぶりの再会には思い出話に花が咲きましたよ〜

FNは最近復帰したという事ですが、マシンは当時と同じのを使ってるってのにちょっとびっくりな罠(笑


ちなみに太田選手、私の書いたオクムラサス改造のコンテンツを参考にしてくれてた上、内容書いた私も

ちょっとびっくりな手法でオクムラ改造されてましたので大変参考になりましたね。

うーむ是非パクろ(以下略



とまあ、簡単ではありますが選手紹介って事で(汗

皆様方、今回マジで写真無くてごめんなさいです_| ̄|○




で、早速土曜日の予選ですが。

全国大会の場合、規定時間で2回タイムアタックを行い良い方のタイムを取ってグリッドを決定するという

システムになってますが…

2回ともドライでアタック出来たのは2001年度だけだった記憶が(爆

その位猪名川って天候が不安定…に思えるんですよね。

ですが今回は1回目のアタックでも雨は残っておらず、路面的には不安無くアタックに入れたのですが。

実際は12分間&10分間の2回のアタックのみで、練習走行は全く無かったという_| ̄|○

さすがにこれは2年ぶりの私には厳しく、コースインして1周はN氏から提供頂いた中古タイヤの皮を

一枚剥きつつ、ギャップやコーナーのR等が変化していないかを確認し、相変わらず最大に苦手な

最終シケインの入り口の穴ぼこは補修されてない事にがっかりしつつ、3周目位からはある程度のペースで

アタックに入ってみましたが…

電光掲示板に出たタイムは63秒台_| ̄|○_| ̄|○


…心の底から「はあ?」って感じでしたが(笑

私本来ならば60秒台〜61秒台位は出せるはずなのですが、さすがに今回はそこまで贅沢は言わなくとも

1秒落ち程度には留めたかったですが…思った以上にリズムも悪く攻め切れていない事が判明し、

このラップを見た瞬間にはもう冷や汗ダラダラ(汗

と言うか、自身の体感と実際のタイムがかなり違っているのは致命的で、それだけ各部の人間センサーが

おかしくなっているという事と同義なので、こりゃ本気でヤバいと思い少しでも猪名川の感覚を思い出す為に

色々試行錯誤してみますが、結局1回目の予選は62.127というかなり鬱な結果に_| ̄|○

さすがに路面も悪化してはいましたが、そんなの言い訳にならないLVのタイムですね(泣


しかも私の走った予選の組では、これまた運悪く自分の「上」にも「下」にも実力的に差があるライダーばかりで、

誰かの後ろをついて引っ張って貰おうにも全く届かずにほぼ全周を単独走行という…

これもかなり痛かったです。


そして気を取り直して2回目のタイムアタックに挑みますが、この時点では晴れ間も覗き路面温度的には

条件は良くなったので2周目からガンガンアタックするも…それでもさほど変わらずの61.964というタイムで

予選終了でした。

…別にさほどマシンが走っていない訳では無かったと信じるしか無いので、これは人間の問題なのは

間違いありませんでしたが、ストレートスピードだけでも別のマシンと比べられない状況と言うのはかなり

アレでしたね(笑


で、結果的にタイムはFNクラス総エントリー台数47台中41位という…

いつも通り?の酷い結果になってしまいました_| ̄|○

…いやはや、ある程度予想はしていたものの、ここまできついとは思いませんでしたよ。

やはり、かなり無理をしてでも例年通り一回は事前にまるち杯出場してた方が良かったと思っても

もうこの時点ではどうにもなりません(泣

もちろん予選を通るか通らないかなんてLVでは(以下略

結果を見た後は、メンテ出来る所は全てメンテし、決勝用の駆動系をぶちこみますが、予選結果が

気になって気になって夜も眠れず、深夜に一人でPITまで行ってイメージトレーニングしてましたよ(笑


そして迎えた決勝日、改めてスターティンググリッドを確認します。

もちろんタイム上位24台の決勝クラスには残れず、FN-Bクラスの出走になりまして…

17番グリッド、5列目からのスタートという_| ̄|○

…幸い(?)な事に何故かいつも競り合える長野の熊谷選手と同列ポジションなのがちょっとだけ

心理的に救いでしたが、それでもかなり後方の5列目スタートというのはなかなか経験出来ないので

眼前に並ぶJOG勢をどうやってスタートでチギるかってことばかり考えてましたが(笑

あ、今回もBクラス上位3台は上のクラスへの出場権が得られるのですが、3位に入るには14台を

抜かなければなりませんね…



そしてシグナルブルー、2007年全国大会私の決勝レースがスタートしました。

スタートはいつも通り必死で足こぎをカマしますが、運悪く両サイドのマシンが発進加速が良く挟まれてしまい(笑

1コーナー進入までに完全に前に出られてしまったので、やむをえず混戦を避ける為にアウト側にラインを振り、

なんとか大外を回ってインを避け少しでも前に出る作戦に一瞬で切り替え…

そのまま気合を入れ前車にぶつかりそうになっても絶対アクセルは戻さず1コーナーに進入しますが



















なんと



















1コーナーをアウト側から入った私の目の前で

















多 重 ク ラ ッ シ ュ 発 生







_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
















…まず目の前のイン側で他車と接触したマシンがあり、それを見た瞬間「ヤバ!」と思いさらにアウトに

避けたのですが、ますます運の悪い事にその転倒したマシンがまたさらにアウト側のマシンをなぎ倒し、

そのまま数台が私の目前にもんどりうって転がり込んで来ましたが(爆


さすがにこの瞬簡には2003年の空中浮遊事件を思い出し、ああこれで2007年の夏は終わりかなどと走馬灯が

脳味噌内を駆け巡るも、体はちゃんと反応し無理な体勢から鬼のブレーキングを行い、接触転等したマシンに

なんとかかする程度で突っ込まずに止まれましたよ(滝汗


…転等リタイヤだけは間一髪で避けられたものの、あさっての方向を向いたマシンを立て直して

コース前方を見ると


はるか彼方を走っている最後方集団しか目に入らず_| ̄|○


もちろん「後ろ」を見るのなんて無駄の極みですが。

その瞬間、頭蓋骨の中で何かが音を立ててブチ!と切れた感覚がして…

実はあんましこの後の展開を覚えていないんですよ(笑


ここからはさすがに頭の中がライダーズハイを発動し、体は熱くなるも精神は妙に冷静で、

はるか彼方に見える車両とどの位の差があるのかを自動的に判断するMY脳味噌。

絶対に追い付く&抜く、という確信を持って再スタートし、もう何も怖く無いので本気でガンガンに(略


そうこうしている内に前車に追い付き、得意の後半セクションで差を詰め1ヘアピン進入でさくっとかわし

多分2台位は抜いたと思いますが1回も後ろなんか見なかったので詳しくは分かりません。

そして前方集団が射程圏内に入った頃、その集団から押し出された単独走行の1台を狙い、

なんとそのJOGをストレートで追い抜き1コーナーへ突入、相手さんも譲らず1ヘアまで併走してきますが

ストレートの無い後半セクションまで自分が前に居られれば問題無いと判断し、無理に押さえ込み

後半セクションを抜けたらもう後ろに気配は無かったと…


さらに前方を走る数台に対して徐々に差を詰めて行きますが、現在何周目なのかなんて全く分からず

射程距離に入った所でチェッカーが振られてしまい…そこでレース終了とあいなりました。



結果的には何位だったのかのリザルトにも興味は無かったので分からないですが、それでも追い上げの

部分だけはマジで走れたのでそれなりに気持ち良かったですよ。

しかしタイムアタックも含め、今回ほど競り合いが無かったレースも珍しいですが(笑

とにもかくにも、2007年の私の夏はこれで終わりましたよ…


※後日発表されたリザルトを見た所、私はFN-B出走21台中14位だった事が判明しました。

下2台は初期の転等リタイヤだと思いますが、それを考えてもドンケツからの追い上げで5台抜いてるんですね(爆

スタート時よりポジションアップしていますし、こりゃ冷静に見ると展開の割には結構良い結果になってますな(笑



で、次に個人的見ごたえナンバー1のFNクラスですが。

高知の中平選手や他の方々もコッチに残れていたので私一人で観戦になりますが(笑

ある意味このクラスを外から見られるのは面白いといえば面白いですね。


FN-EXPクラススタート そしてFNクラススタートですが…

フロントローはDioの安田教官をPPに、大西塾の民谷選手、チャンピオン南出選手、関東の飯田選手と続きます。

スタートもそのままの順位でレースが始まり、安田教官のDioははた目から見ていても抜群の戦闘力を発揮してました(汗

そこに民谷選手が続き、大西塾の1-2体制が出来上がっています。



トップグループ そしてトップ4台が頭一つ抜き出て、こんな感じの展開になりますが…

安田教官のDioはここでもストレートスピードで全く他のマシンに引けを取らないばかりか、まだわずかに勝っているという すさまじい爆走で…それにぴったりつけている民谷選手と共に後続にわずかなリードを広げます。

すぐ後方ではチャンピオン南出選手が迫っていますが、ほんのわずかづつですがじりじりと引き離されて行っていますが(汗


数周を消化した時点でほぼ安田教官と民谷選手の一騎討ちの様相を呈して来ましたが、残り周回数が

少なくなって来た所で民谷選手がすさまじい突っ込みで安田教官の前に出ます!

ここからは2台の猛烈なバトルになり、順位を入れ替えつつもラップを消化して行きますが、

本当に両者実力伯仲で見てる方もハラハラですが…


僅差のゴール ラスト2周で前に出ていた民谷選手、そのまま最後まで安田教官を押さえ切り…

最終コーナーを立ち上がった瞬間には安田教官にわずかに並ばれるかと思いましたが、本当にわずかの僅差でそのままゴール!

嬉しい全国大会FNクラス初優勝を飾りました〜

…すんごい見ごたえあったですねこのレース(笑



民谷選手ウイニングウイリー と、ウイニングラップを回る民谷選手、喜びを体中で表現されてましたね〜

こーんなウイリーも飛び出してましたよ(笑

…写真が見事にオフィシャルの方に被ってるのはご容赦をば(汗



そんなこんなでFNクラス優勝は民谷選手、2位に安田教官、3位に関東の飯田選手という結果になりました。

今回は非常に見ごたえのある師弟対決でしたが、民谷選手の狙い済ました勝負の仕掛け方、ホント鳥肌立ちましたよ(笑

…安田教官のDioの戦闘力は素敵過ぎる、と言う事も合わせて(以下略



そして次には…ここからもほとんど写真無いのである程度のレポートなど(汗

まずはFPクラス、こちらはPPにベリアルの西本選手、そしてフロントローは王者藤永選手、長谷部選手、民谷選手と続きます。


FPクラススタート これまたすさまじいスタートで長谷部選手が飛び出しますが、早い段階で4番手の民谷選手がFNでの勢いもそのままに一気にトップに!

後方に藤永選手を従えて周回を重ねますが、中盤からは民谷選手と藤永選手のマッチレースといった感じになります。

そのままレースも終盤にさしかかった所、藤永選手が民谷選手に仕掛けここでトップに立ちます(汗



そのままレースはファイナルラップに突入し、抜き所のヘアピンで民谷選手が藤永選手に仕掛けるもわずかに

及ばず、レースはあと半周を残すのみとなった後半セクション突入の瞬間、かなり無理矢理に民谷選手が

藤永選手にすさまじい勢いでアタックを掛けますが、なんとこれを予知していたかの様なあざやかな回避運動で

さらっと民谷選手をかわし、民谷選手はそのままコースアウトとなり藤永選手の優勝、と言う形で決着となりました…

民谷選手、鬼神のごとき走りでしたが最後の最後でわずかに及ばず…といった感じでした。

しかし藤永選手は後ろに目があるのか?なんて本気で思える様なかわし方でしたよ…(汗



そして次に今回新設の、話題のクラスFP-4ですが。

これもシグナスの藤永選手が貫禄のPPですが…なんと2番手には大昔藤永選手とDioにて様々なバトルを演じた

かのFUNNYの岩浅選手が入っています。

この方、かなり久方ぶりの復帰かと思うのですが、正直びっくりしましたよ(汗

そして3番手にはFPとダブルエントリーの長谷部選手、フロントロー最後には南出選手となります。


各ライダーとも他のクラスでの実力者ばかりが揃ったFP-4、スタート直後は大きい車体のシグナス勢が

団子状態になってコーナーに突っ込むのは圧巻でしたが(汗

レース展開は藤永選手と岩浅選手の一騎打ちの様相となり、岩浅選手が藤永選手に果敢に攻めるも

王者藤永選手が貫禄の優勝となりました。


個人的にはアドレスV125勢がどの位の戦闘力があるのかを気にしていたんですが…

とりあえずはシグナスの方が上の様ですね。

と言いますか、FP-4を初めて見た私にはマシンの爆音とかなりのスピードで結構面白かったです(笑


そしてOPENクラスですが…

コチラは私、改造スクーターしかあまり興味が無いのですが、スクーターはシグナス改の藤永選手と

ワイルドライオンのエアロックスを駆る関東の中島選手の2台のみでした_| ̄|○

しかしその藤永選手、モトチャンプ紙上で開発されているフルチューンのシグナスを駆り、4st車と同等以上の

競り合いを見せ、なんとシグナスで2位争いを展開し、見事な2位フィニッシュとなりました。

…近年ではOPENクラスでスクーターが上位ってのはなかなか無いので素敵でしたね。

あ、安田教官の駆る中国製スクーター、ユーポロ150は何故か決勝には不出走でしたが…

何かトラブルでもあったのだと思いますが、あの独特な車体は見てて面白かったですよ。



そしてM12、コチラは四国の星とも言えるSP12の赤沢選手が今回M12にエントリーされてまして…

予選から鬼神の様な走りで見事なPP、決勝もトップを独走し、途中1コーナーで脱輪?する様な

見ててハラハラする展開もありましたが、悲願の全国大会初優勝となりました。

この方、まるち杯関西のチャンプですが全国では勝ち星が無かったので、私も四国の一人として

めっちゃめちゃ嬉しかったですね〜


その赤沢選手、続いてSP12にも挑まれますが…

こちらも2位にコンマ6の差を付けるスーパータイムでPPを獲得され、期待も高まる所…だったのですが。

1周目が始まり、赤沢選手がトップで1コーナーを駆け抜けた直後、1コーナーで多重クラッシュが起こり、

そのままレースは赤旗中断となってしまいました。


中でも一人かなり飛んでた方がいて…この方全然動けなかったのでかなり緊張した雰囲気がサーキットに

流れていましたが…

実はこの前のレースでも1度救急車が出ているという事態になっているので(汗


そして仕切り直しての2ヒート目、今度は赤沢選手がちょっと出遅れ、4番手位を走行して行きますが…

なんと1ヘアでアウト側のダートに押し出されてしまい、かなり順位を下げてしまいます(泣

このままでは、と見てる側も思っていると…また赤旗が!

1ヘアの所で転倒したライダーがぐったりしてて全く動きません(汗

これはかなりヤバそうな雰囲気がありましたが…結果、2回目の救急車が来ていました


ここでどうやらSP12は周回数減算で再スタートを行なう事になったらしく、2ヒート目で10位以下にまで

順位が落ちてしまった赤沢選手にはかなりきつい状況に…

しかも周回数は本来15周の所を10周に減算なので、いくら追い上げてもちょっと厳しいのではないかと

思ったりもしました。

そして再々スタート、もう完全に何かに憑かれている走りの赤沢選手、怒涛の追い上げで15番手辺りの

順位からどんどん追い上げて、なんと残り3周辺りの所ではすでに3位まで順位を上げています(汁

ファイナルラップに入る時点ではトップとはわずかに差があるものの、2位のほぼ真後ろまで追い上げ

そのままもうちょっと…と思いましたがここで周回数が無くなりチェッカーとあいなりました。


結果は3位となった赤沢選手ですが、この追い上げにはおしっこちびりそうになりましたねホント(笑

ですが次回こそは表彰台の真ん中へ…と勝手に思ったりしますよ。



と、長くなりましたが、これで私の記憶によるレースレポートはおしまいです。

しかし…今回の全国大会、赤旗中断が結構多く、救急車も2回出動と言う、少なくとも私は見た事の無い

LVのヤバいレースでしたよ。

実は四国勢の選手も危ない飛び方をしたりし、骨折した人もいたのでホント怖かったですね。

だからどうこう言うワケではありませんが、年々レース内容激しくなってくるのはどうなんでしょうね(汗



あ、そういやここで恒例のタイヤなんかを(笑


BT39SSYCX 今回はリヤタイヤですがこんな感じです。

日本製TT91の在庫が無くなってからはBSのBT39を使っていますが…これ、昔のイメージとは違い、かなりグリップ力は高いです。

が、重いDio+重い私+それなりにリヤをコジる私の走り方だとあんまり向いていないのかとも思いますが、とりあえずは現在これが一番ですね。

あ、ちなみに前後ともYCXをチョイスしていますよ。


右回りの猪名川なので右側はハナクソ状の例のヤツが発生してますが、左は全然普通ですね。

フロントはもっと酷いのですが…今回NEWタイヤが買えず2年落ち5部山中古タイヤなのでまあこんなものかと(爆

ちなみに空気圧は冷間でF1.0kgのR1.4kgでしたね。

これでもまだリヤが硬い印象があったのでリヤだけ1.3kgでも良かったかも?と今更ながら思ってますが(汗


あ、それともう一つ。

まるち杯では車検に引っかかってしまう私のヘルメットですが、まるち杯専用品(笑)を今回はデザインも新しくして

使ってみましたよ。


ベースはAraiスーパーL いつものとどこが違うんだと言うツッコミはさらっとスルーしますが、10数年前の走り屋でよくあった系統のデザインですね。

もちろん私のオリジナルペイントですが、私16歳の時からヘルメットは全て「突起物とツノ」をモチーフとして作ってますので(笑

ですがこれは車検に引っかかる一番の原因であるトンガリディフューザーは無いのでちょっとおとなしめです。

…と言いますか、テメエ年いくつだってのは以下略で(笑


ちなみにベース品は型落ちですがAraiのラパイドスーパーLになります。

純正ディフューザーはもちろんのこと、私は「口」の部分のデザインがRX7RR系よりこっちのが好きなので(笑

そういや大昔はSHOEI派で、RSVやNRV等を使ってましたが、X-8シリーズ以降のデザインがどうしても

気に入らずにAraiに乗り換えたという逸話もあったり。


とまあ、話が飛びましたが…私にとっては4回目の全国大会チャレンジでしたが、今回「も」と言うべきか…

少なくとも前回よりは悪い結果になってしまったので、また次回頑張りたいと思いますよ。

あ、それとひとつだけ…マシン的には少なくとも、人間的に同一LVのビギナークラス内では、

今回もさほど差は感じなかったと言うのが分かっただけでもOKですよ(笑

バトルがほとんど出来なかったのであいまいではありますが、まだまだイケる範囲って事が

分かっただけでも収穫、としておきます。


ではでは。

現地でお会いした様々な方々、久々の再会で懐かしかった方々、応援に来てくださった皆様方、

皆様方のおかげで今回も楽しい全国大会への遠征となりました。

また2年後には猪名川全国大会に出場しますので、その時にはまた宜しくお願い致しますね〜



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