2009年9月13日 SS1/32mile KLS戦




さーてさて今年もやってまいりました。09年最初のSS参戦記です。

…と言うか5月の第一戦は失火&始動不良トラブルだらけでレポート書いて無いので

これが実質の今期初レポートになりま…いや、レポートではなくチラシの裏ですが(以下略


前回のレースはタイム的には最高で4秒1台、走行中に走行レーン後半で確実に毎回の

失火というか失速と言うか、回転落ちと共にエンスト寸前になるといったトラブルが一日中

続いてしまい、結果的には4秒1台でもかなり御の字といった所だったんですね。


…この時は前々回のレースから何も変更していないのに突然の不調をきたしてしまい、一日中費やして

症状が全く改善しなかった事もあり、タイムがどうこうではなくトラブル自体を解決出来ない自分が本気で

嫌になってしまい、このレースから逃げて辞めようかと思いもしましたが、皆様からの温かいご声援により

踏み留まる事が出来、改めて前向きに歩き出せましたよ。

応援&激励頂いた皆様方、本当にありがとうございました。


そしてそれから半年あまり、ちくちくと各部を分解してチェックしてもそんな大事になる様なトラブル、破損等は

全く発見出来ず、レーン後半での謎の失速はともかくとし、始動性の不良やピットアウト直後のエンストに

関するトラブルは電気系が怪しいと睨み、色々とトラブルシューティングを行ったりしました。


適当に羅列しておきますと…



・まずはピックアップ部分の全長が短く点火時期のセットがやりづらいピンクローターを暫定的に

 取り外し、間違い無く正常な点火時期計測用のノーマルフライホイールを装着。


・デイトナ赤CDIでは10000rpm時にBTDC20°だったはずが22°程度まで進角している事を発見。

 タイミングライトも高回転になればなる程に不安定感が増し、予備の初期型用同一CDIも

 点火時期が同じ位ずれていた為、ピンポイント的なCDIの故障を疑いこれらは破棄。

 (デイトナパワーアドバンス自体、稀に一部の超高回転域のみ故障するという話もあります)


・12.4V電圧のあるCDI駆動用バッテリーを使い、何度かエンジンを空転させ点火時期を計測していると

 いきなり失火してしまいエンスト。始動はかなり難しい前レースのパターンに陥る。(もちろん残圧あり)

 これは代替品として導入したFNの遺産、NSR-miniの新品同様CDIをくっつけ点火時期計測を

 数回行っている最中に突然発生。なので突然のエンスト自体はCDIが根本的な原因ではないと判断。

 プラグキャップを外し別のプラグをアースしてキックを踏むと、タコ自体には反応は無いが

 目視で貧弱な火花は飛んでいる。

 プラグを換えてもIGコイルを換えても正常な火が飛ばず、しばらく放置した後には正常な火が飛んだ。

 この事により、CDIだけではなくハーネスやIGコイル、キャップ、コード等の不調も疑う。


・次に輪切りフライホイールに戻し、一発目は空転でも異常は無く、庭を数m程度はちゃんと走れたが

 これまた突然始動不可能に。ちなみにこの時点でバッテリーも新品に交換済み。

 となれば、始動不良の原因はピンクローターでもなくフライホイールでもないと言う事に…

 この時点でIGコイルもDioのノーマルに戻し、それでも駄目なのでピックアップコイルも交換。

 ピックアップコイルは数個用意し、全て実際にエンジンに装着した上でクランクを電動インパクトで

 回転させ、測定したパルス出力値がきちんとしている物を選別してチョイス。かといって元の物が

 おかしな出力値だった訳ではない。


・ プラグキャップもCR125用の抵抗入りの物にし、これらを変更すると普通に始動した上に十分に空転で

 エンジンを回せた。というか空転ではいきなりの失火以外では別に不調は無かったのだが(汗

 始動不良やいきなりのエンストに関しては、どうやらピックアップコイルが一番怪しかったと言う事に。


・これまで使っていたCR125用IGコイルとキャップに関しては、街乗りエンジンを無負荷で空転させ

 12500rpm程度まで追従する事は一応確認済み。

 同じく、IGコイルの可否の実験で、街乗り車にキタコインナーローターを組んでこのIGコイルを使っても

 真っ当な点火が可能だったので、このコイルが逝かれているとか微弱パルス入力で点火しづらいとかは

 考えにくいが、暫定的にノーマルIGコイルに戻しておく。


・そして、まさかとは思うがキルスイッチの不良も考え別の物に交換。

 念を入れてアース側のハーネス線やバッテリーからの線材も交換。

 ちなみにこの時点では、エンジンをかけたまま各部ハーネスやカプラーを揉んだり捻ったりし、

 キルスイッチやIGコイル等も揺らしまくったりして、振動等による不良や断線が無いかも確認済み。


・最後におまけで、キタコピストンの具合も把握してきたので排気ポートを個人的限界まで広げてみる。

 とはいっても弦長はボアの76%、29.4oなのでさほどでかくはないが、それと合わせてピストンリングも

 新品に交換。このキタコリング、3回のレースで合口クリアランスが0.12oも広がるという恐ろしいまでの

 減り具合なのでマメな交換が必要とも気付く(汗



とまあ、こんな感じで電装系はほぼフル交換に近いメンテになってしまいましたが。

もちろんシリンダー等は全てチェックして明確な不具合が無い事を確認しています。

その上で各パーツを色々と正常か不調かの立証を行いつつ、可能であれば街乗り車にもくっつけてみての

テストを行い続け、正直何度消去法を繰り返したか分かりません_| ̄|○


CDIに関してもデイトナ赤のパワーアドバンスをすっぱり諦め、希望の点火時期が得られるかと思い

ストック品のNSR-miniのデジタルDC-CDIを投入、HRCの点火グラフを元に8パターンの内使えそうな

MAPの点火時期測定を全て行い使うMAPを決定し、さらなる予備の為にPOSH製のデジタルCDIも

4パターンの点火時期計測を行っておき、デイトナ&ZEROに加え新規で使用可能なデジタルCDIは全て

点火時期を把握して予備としておくという…正直気の遠くなる様な作業と計測を繰り返し行いましたよ。

ちなみにNSR-miniのCDIの点火MAP、HRC側は公開はしていますが実際の点火角度は明記していないと

いった事があるので、結局は一般的なCDIと同じく結局自分で測定をやるしかないという(以下略


ここでも、一応は空転では全く問題無く、なおかつ庭で短い距離を走った感じでは全くもっておかしな点は

見受けられなかったのですが、ここでタイムアップして多忙な時期に入ってしまい結局実走行は

出来ませんでしたが「不安定さ」はとりあえず取り除けたのでこのままエントリーする事とあいなりました。

とにもかくにも、前回のレースで死ぬほど痛い目を見た、「レース中の運用にていきなりの失火、失速が

起こってしまう」と言う事を改善出来た…と思います(汗

ただし、30m付近でいきなり失速する現象が出るかどうかは、何本か走ってみないと分かりませんが。



さてさて。そんなこんなでレース当日です。

今回はエントリー台数が少ないと言う事が判明していたので、レース的には余裕のある物になりそうな

予感がしていましたが、いざカートランド四国に行ってみると案の定PITとかガラガラなLVでした(汗


でもってマシン紹介…といっても私自分の周りの車両しか紹介しないのは皆さんご存知でしょうし、すでに

レポートすらなってないので最低限度でご勘弁をば。



今期からカウルと車重が増えてます(笑 ではまず私のGだっしゅですが、今年の初めからカウルが増えていますね。

これにて+2kgの重量増を実現し、車両重量はめでたく50kgの大台に乗りましたよ。

親切な方から樹脂カウル一式を頂戴したので早速SSマシンにくっつけてみたんですが、サイドカバー周辺はどうやっても何かに当たるのである程度カットするしかありませんでした_| ̄|○




ちなみにインナーカウルのトコに穴が開いてるのは、フォークのインナーチューブの逃げの為です。

…リジットにすりゃインナーチューブの上側なんか切ってしまえば良いんですが、それは出来ない相談なので(笑


真横から見るとこんなの で、真横から見るとこんな感じになっとりますね。

フロントは80/90-10タイヤでもブレーキング時とハンドル切った時にはわずかにカウルに接触します(笑

これでもギリギリの限界ですし、リヤはこれ以上下げるとプラグすら外せなくなるのでこれまた限界なんですよね。

そしてコレ、こういう風に見えてもフロントフォークのストロークは相変わらず15o程度残していますよ。



基本的に仕様は変わってませんが…と言うより重量とか気にしてないといった方が良いのかもしれませんね(笑

中身に関しては排気ポートのモデファイ程度で、後は必死でメンテした電装系の交換位です。



リバイブ製チャンバー 次に今回も愛知県よりお越しの毎度おなじみひふみさんのスカイです。

今回はリバイブ製のチャンバーを投入されてから一発目のレースとなるみたいですね。

このリバイブ製チャンバー、膨張室のストレート部分がスライド式となっており、それで特性を調整し把握するという斬新過ぎるシステムが素敵です。

…しかもこういった方式で寸法を決定し、最後にはその寸法で作り直すというのですから恐ろしい(汗




ストックボディのGダッシュは美しい〜 コチラはお隣のみかんの国より久々にエントリーの小魚(旧:魚屋)さんのSBクラスGダッシュです。

腰上やチャンバーは以前とはがらっと変更しており、エンジン自体はほぼ別物に近い仕様に激変していました(汗

この某車流用ホイールやストックボディに近いフォルム等は、個人的にはかなり好きなスタイルになってますね(笑

以前の水冷仕様も好きでしたがこれはこれで格好良いと思ったりしますよ。




大きな変更は無いですが一応SB-GT暫定トップ コチラもおなじみ、地元のSB-GTクラス那須農園君のライブです。

…あまり仕様は変わってませんが、点火時期を判明させたので私と同じ某車CDIを急遽導入したのと、排気ポートをさらに広げた位でしょうか。

ちなみに弦長80%近くまで逝ってるので穴が開いたというのは本人談で(以下略

あ、後はPJ38を導入してますが…それってまともに走るのかいな?と思ったり(汗




ゆるゆるスタイルの今日のN氏 そして最後にはぶっくすことN氏ですが、今回は諸事情によりメインのSA-JOGはお休みです。

なので、いつも乗ってるFP仕様のJOGと、通勤車のアドレスV100をマイレージ登録して持ち出してみたと(笑

こういうのも遊び心があってすごく良いと思いますし、結果を期待してヤるもんでもないってのが素敵ですよ。

自身のマシンが50m走ならばどの程度のタイムなのか?って事で…SS1/32mileってこのスタンスでも良いはずなんですけどねえ。





とまあ、代わり映えしないマシン紹介はこれで終了、ココからはまた読んでも面白くない私のチラシの裏が

始まりますよん(笑


さて、まずは一応の「不安定さ」の解決は出来たと信じる我がGだっしゅ、とりあえずはいつも通り一発目の

試走に向かいます。

50mを全て回転落ちや失速が無く走りきれるかどうかが最大の難問ですから、まずは走ってみないと全く

方向性も掴めませんから・・・


で、早速練習レーンに向かい、暖気しておいたエンジンをスムーズに再始動させ、一発走ってみますが
















前 回 と 変 わ ら ず




3 0 m 付 近 か ら




一 気 に 失 速 現 象 が




発 生 し た 罠 _| ̄|○














…はい、この時点で











前 回 と 同 じ く


ま と も に 走 っ て い な い








って事ですけどね。


…こんなもん事前に50mを走らせてない私が悪いのでどうこう言うつもりはありませんが、

あれだけ各部や電気系をチェックしたのに、実際の走行状態においては何の改善も見られないとは

ちょっと狼狽してしまいましたね(汗


後、ひふみさんには「熱的な問題ではないか?暖機を減らして走ってみるといい」とアドバイスも

受けていたので、練習レーンまではマシン押していってたんですが、それでも駄目となると_| ̄|○

事前にこのアドバイスを頂いてから熱問題への対策は行っており、ギリギリまで濃い目のキャブセットと

混合比も45:1程度で多少濃い目にしていたんですが、これでも熱ダレ?ってのはいくらなんでも

おかしいとしか思えないです…



とまあ、こんな所で悩んでいては始まらないので、不調は覚悟の上でとりあえず1回目のアタックに向かい

レーン半分ちょい程度まではまともに走るのに、後半に突入すると13000rpmぴったりの変速回転数が

11500rpmとかまでガクンとダウンしてしまい、まるでブレーキがかかったかの様に減速してしまっています(汗

もちろん、エンジン音的にもハタで聞いてて明らかにおかしくなってるLVだったりしますよ。


が、それで肝心のタイムは4.147と…

まともに走らないワリには自分基準でそこそこのタイムを叩いてますし、あからさまに減速してしまって

このタイムなら、少なくともエンジンパワー自体は落ちてはいないという分析が出来ましたよ。

前回の絶不調のレースのベストよりいきなり速いタイムですからね。



そして次に、「変速回転数の落ち込み」の原因を探る為、ジャイロX用だったセンタースプリングを

ノーマルに変更し、WRを調整してセンタースプリング反力を明らかな過剰LVにまで持っていってみる事に。

が、これでも発進が多少マシになっただけで、レーン後半では変速回転数の落ち具合は全く変わらずに

加速が殺されるだけという、ベルト側圧過剰のデメリットしか生まず、タイムは4.206

…最終的には1500rpmのドロップがあり、失速原因は駆動系構成によるベルト側圧の変化、というか

抜けというか、そういった類の物では無いと思えました。



次に、理想値よりもMJ等が小さすぎ、エンジントルクが無くて変速回転数を維持出来ないのかと考え、

現在の仕様の上限であるMJ140をさらに上回る145番を投入し、JNを3ランク位薄い物に変更した上で、

微細なアクセルワークで「カブらせずに発進する」というシビアなセッティングを施してみました。

…とはいっても私、公言している通りスタート=即全開なんてのは元々やってませんが。

(MJ的には135〜140程度がこのエンジンでの許容範囲です)


ちなみにこんなセットだと、練習レーンを走り終わってからPITに帰る時にはエンジンが温まりすぎてて

どうアクセル開けてもカブって走らないという非常に濃い目のセット…というか通常では考えられない程の

無茶苦茶セットになっちまってますね。


そして3回目のアタック、この無茶苦茶に濃い目仕様でアタックするも、変速回転数の落ち込みが

始まる段になって多少のカブりによるバラつきが出、確実に濃い目なのを体感するにも関わらず、

落ち込み自体は通常通り(?)モロに発生し、もちろんタイムは4.229で変化無し(笑

というかそれでも4秒2台出せるのかよ、と逆に驚きましたが(汗



で、ここで昼休みとなり、飯を喰いながらいつも通りトラブル原因について一考しますが、どう考えても

原因となるべき所が思いつかず…電気系でもなし、駆動系でもなさそう、エンジンはまともどころか以前より

確実にパワーが出ている、MJ130でも145でも起こりえるのでキャブセットでもなし、と…

燃料不足か?とも考えましたが、だいぶ以前にはタンクの燃料残量が少なすぎてガスが落ちにくかったといった

経験もあるので、燃圧を稼ぐ為に1.5リッターの大量のガスをいつもタンクに放り込んでいますし…

消去法で行くにしても、もはや全く原因が分からないとしか言い様が無い事態になりました_| ̄|○


こんなに再現性が高いとなれば、パーツ単体のトラブルでは無いと思われますし…

「失火」だとばかり思っていた事が実際には「失速」であった事を鑑みるに、とりあえずプラグを新品にし

IGコイルもCR125の物を取り付け、万が一複合要因として「失火」の可能性が少しでもあるのであれば、

多少のカバーにはなるかと思い、昼休みにいそいそとパーツを交換しました。

とはいえ、このIGコイルでも前回のレースで失速は起こっているので可能性としては低いですけどね_| ̄|○



さてさて、昼休みも終わり後半戦へ突入、4回目のアタックとなります。

私は基本的に1回のアタック時間内に1回のアタックを旨としていますんで、よほど無茶苦茶な状況で

無い限りは時間通りにアタックするんですけどね。その方がリズムが取りやすいので。


で、4回目のアタックは…MJを下げプラグを新品にしIGコイルを交換した事もあり、走行せずに最低限の

暖機を行ってアタックに向かいます。

そして上手い事スタートが決まったと思いつつも、何故かフロントちょっぴり浮いてしまうという失態を犯すも

どうせ50m後半では失速するからカッコ悪さには変わりねえと割り切りつつ、やっぱり失速を起こしつつも

止まりそうなエンジンでゴールラインを切りますが…



ここでタイムを見てみると























4.067

















何 故 か


昨 年 度 の ベ ス ト タ イ ム を


1 / 1 0 0 秒 更 新 し て い る 罠












…失速自体はいつも通り酷い上、あからさまに後ろから引っ張られる減速感もあるのに

何でこれでベスト更新なのかがさっぱり分かりませんよ本当に。

本当にこんなのはまぐれも良い所ですが、トラブっている原因が全く分からないのにタイムだけ

上がっても私は嬉しくもなんともないんですが。

贅沢だと思われるかもしれませんが、私って別にまぐれ当たりを狙ってレースやってるんじゃ

ありませんからね…

「全く納得が行かない」気持ちの方がほぼ99%ですよ…_| ̄|○



とまあ、IGコイルを交換しても症状は変わらないと言う事でしたが、始動性等の不調は出なかったので

一応はこのIGコイルは使えると判断出来ただけでも+にはなったんですが。

次は、かなり無理矢理なきっつい角度一直線のトルクカムなんかを投入し、通常であれば間違い無く

たかが50mの走行でも変速回転数が上昇していくという駄セットを施して実験してみます(笑


一応、試走レーンでは変速回転数の落ち込み自体は「低減」されてはいますが、こんなセットででも

2000rpm程度はドロップしなおかつ最終的には失速が起こったので、これも原因ではないと断言出来ますが

タイムにどの位現れるのかを知りたいが為、一応アタックに向かいます(汗


で、実はコレ55°一直線溝なんですが、今までの仕様と比べると発進加速は落ちる上に加速時の

唸り感もでかく、速度の伸びはかなり落ちている事をモロに体感出来た上、12900rpmの変速回転数も

10900rpm程度まで落ち込み失速し、ぶっちゃけ遅かった感覚しか無かったですね(笑

なのでタイムももちろん4.451と、ダントツで遅かったです。

もちろん今まで使ってたトルクカムがどんなのかは秘密(以下略


が、これで、通常ならば変速回転数が下がるどころか上がっていくという駆動系構成でも、この失速の

改善方法としては駄目な事が改めて判明したので、これまた原因は駆動系では無いという裏付けが

一層強くなりましたよ。


ちなみにこの仕様、練習レーンでの試走をハタから見てたら、今日の他の走行よりは回転落ちというか

酷い失速には見えなかったと言う事ですが、スピード&タコメーターずっと見てた私からすると、ガタ落ちは

40m付近まで無かっただけで、徐々に落ち込んでは行っていたんですよね。でもって最後はガクン、と(爆

結局何の解決にもなってませんし、改善はしているのかもしれませんがただの「誤魔化し」って事です…


そして最後の6回目アタック、キャブ等は今日一発目の物よりちょびっと薄くセットし、逆に薄めのセットを

施した上で、駆動系は全て元に戻した状態で、性能評価ちっくな感じで挑んで見ましたが、これもタイムは

4.181と…まあまあといった所で6本全てを終えました。




これにて6本のアタックを全て終えましたが、結局のベストは一応昨年度の4.077をわずかに上回る

4.067を叩けましたが、不調の中でのマグレですんで嬉しくないです(泣



メーターを注視して走るのは危険(笑 結局、、一日の運用と共にさまざまな可能性を実験してみましたが後半失速の原因は何なのか全く判明せずで。

正直、私の経験と脳味噌ではさっぱり分からない、というのが実情です_| ̄|○

こんな奇妙な現象が何故起こり続けるのか不可解でたまりませんね。

今年の第一戦目からコッチ、ずっとこれが「安定して起こり続けている」なんて普通はありえないと思うんですが…


もうちょっと、どこかが壊れるなり異常が見られるなりすればまだ分かりやすいのかもしれませんけれど…

不調の症状が安定して出ているってのもおかしな話ですよ。

これだけ色々な所をチェックして試走&実験もしているのに、大幅に変更したセット等に関係なく出てしまう

症状となれば、おそらくは単純な所に大きな罠が潜んでいる可能性が大きいんですが、それが何やら

分からないのでは対処のしようもありませんので、ね…


運の悪い事に、次戦は来月末と言う事で全くもって対策をする時間も無いのですが、それでもなんとかして

光明を見い出さないと、このまぐれタイムで今年が終わってしまいますからなんとかしますよホントに(汗



そして最後になりますが、各人のタイムは公式サイトを見て頂くとしまして(汗

はぶっくすことN氏、この方は一日中色々とセッティングを変更して試された様ですが、結果的には

FP-JOGが5.019、アドレスV100が5.461でした。

…まあ、こういう言い方はアレなんですが、このSSという競技がいかに特殊な物であるかを再認識されたと

いう事で久々に良い経験になったのではないかと。

サーキットや街乗りで「速い」と思うのとはまた違った感覚が必要と言う事で。


FP-JOGなんかは変速回転数10500rpmですが、だからといってクラッチインを8000rpmとかには

出来ないので、発進加速では超ピーキーなエンジン特性が死ぬほど仇となっています。

大昔、ZEROかどっかのチャンバーくっつけてのFP仕様でSS走ったときには4.8台だったのでそれが

全てを物語っているかと(笑


V100に関しては…いくら軽量なN氏が乗るとはいえ、エンジン自体はリードバルブ2枚化程度のほぼ

フルノーマルなので、まあこんなもんでしょう、としか言えないですが(汗



みかん王国の小魚氏は、前年度4秒6台だったタイムを一気に4.197まで詰められて大躍進です。

駆動系構成を伺うに、ちょっと無駄のあるセットかなと思ったので少しアドバイスを差し上げたら

タイムも伸びてきた様で私も嬉しかったですよ〜

後々には88cc化も考えていると言う事で興味津々(以下略



地元SB-GTの那須農園氏は…最初は大口径キャブのセットに手間取り発進ヘロヘロだったものの、

最終的には自己ベストに迫る3.911を叩き出しました。

発進には不安を残すものの、クラッチ周辺にはまだ改善の余地があったので来月に期待です。



最後にひふみさんですが…(汗

いつも通りの安定感はあるものの、チャンバーの違いかベストの3秒8台には届かず、結果的には

3.992でレースを終えられました。

某山田さんのサポートがあったのにちょっと残念な結果となってしまいましたね_| ̄|○



あ…そういや私、久々に山田さんと直でお会いしたんですけど、ここぞとばかりに山田商会の

方向性について伺ったりしましたが。


私 「山田さ〜ん、商会の方は何時頃再開されるのですかいな?」

山田さん 「うんにゃ、現状ではどうしても厳しいぜセニョ〜ル」

私 「んじゃ再開の目処も立ってないってコトなんですかえ?」

山田さん 「ほんなこたあ無いんだけども、移転先の整理が全然出来とらんでなフィロソフィ〜」

私 「それならちょろっと出来る物とかリペアの部類だけでも無理なんどすかね?」

山田さん 「それをやるにしても埋もれてる機械を掘り出す所から始めんといかんがなララバイバイ」

私 「…じゃあまだ当分は難しいって事でオールOKですか?」

山田さん 「そう思ってくれてかまわんとよディスティニ〜」


というワケで、山田商会は近日中に再開可能と言う事を匂わせて頂いたので私もほっとしましたよ。

たくさんおられる山田商会のユーザーさんもこれで一安心ですね。いやマジで。



というワケで、なんとかかんとかベストの更新は出来たものの、納得行かない事この上ない上に

トラブルというか失速の原因が突き止められなかった、と言う事で今回のSSは終了です。

…昨年度のコンロッド曲がりみたいなモンで、分かってしまえば大した事は無いのだと思いますが、

極端な変更を行っても基本的に全く症状が変わらないので、複合要因があるとは思えませんが

また時間の許す限り色々と考えてみたいと思いますよ。


しかし…あんだけ不調で4.067なのならまともに走れば…いやまともに動けば3秒台いけるんじゃねえの?とか

いつもながら「思わされてしまう」タイムの微妙〜な出具合にはホント精神をごりごり削られますよ(笑

運命の女神はそこまで意地悪なのか、といっつも思ってます(爆



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