2009年11月22日 SS1/32mile
マスターズ戦




さてさて。前回の地元戦にて09年最後のSS参戦記とかなんとか書いてましたが、結果的には

マスターズへの参戦権を得られた事もあり、茨城県のイワイサーキットで開催される上位ランカーの決戦、

「2009マスターズチャレンジ」に参戦する事にあいなりましたよ。

もちろん、当初は開催地がかなりの遠距離と言う事と、金銭や日程の面もありかなり考えたのですが

同郷の那須農園君も同行してくれるという事もあり、一念発起して関東遠征の計画を立てました。


私、SSでもやるからにはトップランカー目指してやってきたつもりですが、公式戦以前の2001年より

この競技に参戦していて、SB時代も含めれば実に8年越しでマスターズへの参戦権を得られたと

いう事もあり、ギリギリの参戦枠とはいえ参加出来るチャンスを逃したくは無かったので…


そして…ココに来てマスターズへのエントリーを決意したのが11月の10日辺りで、モトチャンプが2〜3日

遅れて発売になる我が地元では、すでにエントリー締め切り寸前だったのですが(爆

これには全く気付かず、12日必着のエントリーフィーは当然のごとく間に合わずに、当日に遅延ペナルティの

5000円を追加で払わなければならないハメになりましたが何か_| ̄|○


…こんなの気付きませんし、9日にモトチャンプ見ても猶予は丸二日しか無かったって事になりますが

前年度のエントリー関係を見てもすごいギリギリ日程になってるのでまあしょうがないかと言う事で(泣

それでもSSの場合はまるち杯とかと違ってエントリーフィーが安めなのがまだ救いですよ。

まるち杯全国大会とかなら1クラスで13500円とかしますからね〜

が、マスターズ戦ではWEBでの告知すら無かったですしいくらなんでも雑誌での告知から締め切りまでの

日が無さ過ぎる感はありますけれどね…地方はつらいです(笑

ちなみに公式サイトの「マスターズ参戦権獲得者」の一覧に私の名前が無いのは何故に(汗



で、遠征は良いんですが車にナビもなく基本的に極度の方向音痴の私としては…遠征ってのはかなり

デンジャラスな事になるってのが本音だったりします(笑

下調べは入念に行い、なおかつ埼玉のスズキさんにもご協力頂き道のり等を把握した上での突撃に

なりますが、なんのかんの言っても結局はレース前日の土曜日、PM4:00位の出発になってしまいました。


と、ここからしばらくは道中のどうたらこうたらを書き連ねてみましょうかね。

遠征においてはこれも面白い事なので、いろいろあったと言うか紆余曲折アリの道程をお楽しみ下さいな(笑

あくまで今回は参加する事に意義があると考えて行っているのでいつもよりはお気楽ですんで…



さてさて。とりあえず四国脱出の為にはETC&休日割引をフル活用し、淡路島経由で明石海峡大橋を渡り、

本土に上陸します。

さすがに高速を使って関西圏まで、ってのはいくら私が方向音痴でも慣れてますんで、そこまで迷ったりは

しないのですが…06年にREXPOWERの面々と千葉まで行った時には垂水JCTですでに道を間違った位で(略


が、ここで一発目のトラブルと言いますか、関西圏に入った所ですでに通勤時間なので、兵庫県あたりで

早速渋滞に巻き込まれ1時間程度ロスしましたが_| ̄|○

…とまあ、かなり余裕を持って出発しているのでこの程度では問題無いハズですが、そこから関西圏へ向かい

京滋バイパス方面へ向かうつもりが、那須農園君の性能の良い携帯ナビでもちょっと分かりづらい所があり

「あ、こりゃ道間違えた」と確信犯的に思いつつも実は間違ってた方向が正解だったという(爆


…方向音痴気味の方であればお分かりかと思うんですが、地図とかと頭の中のイメージが合致しない場合、

そこでどっち行こうかと迷うならばまだマシで、これでもかって位確信を持って間違った道に行ってしまうのが

悪い所なんですよね(笑

状況的に間違っているのにそれを正しいと思い込む、と言う…_| ̄|○


で、草津辺りまで来た時に…埼玉のスズキさんに連絡し、事前に伺っていた中央高速道路を通るルートを

提示して頂き、東名高速道路ではなく、ちょっと北周りのルートを通る事にしました。

これ、10月にスズキさんが四国に来られた時にはこっちのルートを使われたという事もあり、なおかつ

首都高速を通らずに埼玉へ抜けられるので、そのままスズキさんトコに突撃するという目論見においても

非常に有効に働くので迷わずそっちを選択しましたよ。

…と言いますか、06年の時の東名高速の長さ、と言いますか体感的な距離がとんでもなくトラウマに

なっている上、わけわかめの首都高を通るルートは極力避けたいと思ってた所でしたんで。

もちろん私、長野県方面を回って関東方面へ行ける高速道路があるなんて全くもって初耳でしたが(笑

そもそも、関西圏を越えるとここが何県でそこが何県、なんてのは土地勘無いので全く分から(以下略


そしてここで後発のひふみさんご一行より連絡があり、ひふみさん達も中央道を通ってこられていると

言う事で、諏訪あたりで一度落ち合う事に。

ひふみさんご一行(ひふみさん&あさのさん&グッピさん&とぉるさん)は観戦のみ&八王子にて所用があると

言う事で、同行って訳には行かなかったのですが、なんとここでひふみさんが方向音痴の私の為にわざわざ

首都高の外環を回るというある程度簡単なルートマップをこしらえて頂けてまして、ありがたい事にそれを

受け取る事が出来ましたよ〜

万が一、時間が押してスズキさんと合流出来なくなった場合はこれを活用させて頂くと言う事で。

…つーか私の方向音痴具合ってかなり有名なのか(以下略


そし諏訪湖SAで意外と不味くなかったラーメンを腹に収め、密かに諏訪湖が見えるかなと期待していたのに

真っ暗で何も見えず観光だけした気分になりつつ再度出発です。

で、この時点でPM11:00程度だったんですが…実は中央道に入ってすぐに給油を試みたのですが、

中央道一発目のPAのガソリンスタンドでは驚くべき事に





中央高速道路のガソリンスタンドの営業時間は


午後10時まで




という、金玉がきゅ〜っと縮み上がる現実が目の前にぶら下がってて肝を冷やしましたよ_| ̄|○

ちなみにそこのPAに入ったのはPM9:50程度だったので本当にギリギリでしたね…

この時点で給油していないとおそらく中央道を抜けるのは無理だったかと今になって思います(汗


で、タイヤの空気圧とかもチェックしつつ、そのまま中央道を南下しますが、この道もそれなりに距離が

あるので、東名高速の静岡辺りまでとは感じませんがかなり長く感じ、東京に入ったのはAM2:00程度、

それでも時間的余裕はそれなりにあったので、スズキさんと合流する事が可能なタイムでした。


そして圏央道に入り、埼玉の狭山日高で760km程度走り続けた高速を降り、スズキさんのお出迎えを

頂戴してそのまま秘密基地にお邪魔しに行きました。

…腰を落ち着けたのは結局うどん王国を出発してからすでに11時間が経過してましたね〜


埼玉のスズキさんの秘密基地 そして…画像掲示板にも何度か写真を貼って頂きましたが、これが埼玉の秘密基地というヤツですね(笑

中に入ってびっくり、予想以上にかなりの機械や車両、パーツ郡が頓挫しており、マジモンの旋盤やTIG等もずらっと並んでます(汗

ブラストやリューター類も当然のごとく、こりゃどう見ても個人ではなくSHOPレベルだと断言出来る設備ですよ。



チャンバーとか こちらはなんと言いますか、スキモノの人だと非常によくあるパターン、ぶらさがりチャンバーとかですね。

とはいっても多種多様な物ばっかでかなり面白かったのは秘密ですが、密かにオクムラとかブルーエンジェルとか、色々キワモノもあったのも(以下略

もちろんご自身で作製されるオリジナルチャンバーもありまして、別にお店でも無いのに目移りするという(笑


例の水圧なんたら機 そしてコレが、個人的に気になっていた水圧でチャンバーを膨らませるというアレです。

思ったよりコンパクトな仕組みで、ただの水圧ポンプにも見えますが、実際にはこれを、作製したモナカにニップルをつけた物に使うんですね。

とはいえ実際には30キロとかの圧をかけるらしく、溶接ミスがあったりとかは問題外で、膨らんでいく状態も考えてモナカを作らないと簡単に失敗すると言う事ですが(汗



…実は膨らましに失敗したモナカも見せて頂きましたが、さすがにそれは割愛させて頂きますね。


あ、手前のは定番的なチャンバーの型ですね。板金に使うアレです。

もちろん3本ローラーもありましたし、切り出した0.8oの鉄板を丸めて板金してくっつけていくという工程を

あっさりと想像する事が出来ましたよ〜

確かにこの設備であればあのチャンバー作製具合も非常に納得出来ました、って事で(笑

とはいっても、0.8oの板なんてくっつけるのは難しいですしテーパー部分の型紙なんて図面引くだけでも

かなりの苦労があると言う事は補足させて頂きますね。

私なんかは某いもむしチャンバー作製の時の「足らない部分」の設計だけでも発狂寸前になりましたんで(爆



さてさて、しばらくスズキさんの秘密基地にて有意義な時間を過ごした後、いよいよ茨木県のイワイサーキットに

向かって出発します。

ここは地元の強み、スズキさんの先導にてスムーズにイワイサーキットに着く事が出来、本当にスズキさんには

お世話になってしまいましたね〜


で、サーキット前のコンビニには様々な方々がすでに到着しておられ、同郷人N氏も発見したのでいつもながら

無事な到着に心底ほっとしつつ、私もそのコンビニ滞在のわずかな時間の間に爆睡こきましたが(笑

あそこにおられた皆様方、全然お話出来ずに申し訳ありませぬ_| ̄|○


そしてイワイサーキットの入り口は…山の中ではなくあまりサーキットらしくない雰囲気に戸惑いつつも

SAの面々に付いていってサーキットに入りますが…入り口の道がかなりぼっこぼこな為に2台積載+

3人乗り状態だと車の腹を擦りまくりでしたが(笑

…もうちょっと道を整備した方がいいんじゃね?って心の底から思いましたよ(汗

あ、ちなみに3人ってのは那須農園君は兄弟でSSやってるので私+2人、って事だったり。



と、ここでAM7:00、やっとこさイワイサーキットに到着し、高知県のREAL STYLEさんが場所取って

くれてたのでそこにさくっと滑り込み、やっとこさひと心地つけました。

で、家からイワイサーキットまでの総走行距離は816kmでしたよ(爆

…冷静に考えるととんでもない距離ですねコレってば(汗


さてさて…ココからは実に3年ぶりにお会いする関東圏の皆さんとの再会を噛み締めつつも、死ぬほど

気温の下がっている関東の気候に対してかなり凍えますが、聞くところによるといくらなんでもこの日は

関東圏でもかなり寒いとの事で、ある意味安心しましたがだからといってあったかくなる訳ではありませ(以下略

特にこの日は昼過ぎから雨という予報もあり、天候としてはかなり不安と言うか雨確定なのでなんとも

煮え切らないですけれどこれは仕方が無いのであきらめるコトに。


そしてお久しぶりの埼玉のスズキさんをはじめ、3年ぶりの再会となるマッハ豆蔵さん、モスキートさん、

ヤマンボさん達ともお話出来、今回初対面となるぴよこ&ぷーこさんやぱーむすさん、おぎぃさん達とも

お会いする事が出来てとーっても嬉しかったですよ〜

皆さん私が関東に出現するって事で、予想以上にめちゃくちゃ大歓迎して頂きちょっとびびったのは秘密(略

そしてモスキートさんからは非常〜にありがたいお土産まで頂戴してしまい嬉しかったです。

どうもありがとうございました。

そしてコチラからは那須農園君が用意していたうどんを皆さんにお渡ししたのですが、ギフト物で

どれだけ讃岐うどんの真価が伝わったかちょっと気になってたり(汗



で、こっからは多少ですがマシン紹介していきましょう。

とはいっても…いくら参加する事に意義があるマスターズとはいえ、余裕なんぞ全く無いレースなので

後になって写真が無いじゃんか、って人もおられましたがご勘弁下さいませませ_| ̄|○


変わらない私のマシン では私のマシンからですが…いつも通りです。

とはいえ、実は今回は洒落にならんトラブルというか見落としを出発前に発見してしまったのですが(泣

なにはともあれ、走れないって事は無かったのでなんとかなりましたが、マスターズ参戦権を得た4.067近辺を出すのはおそらく難しい、と…

走る前からある程度分かっていました_| ̄|○



そのトラブルってのはですね…













いつもの




kozzyチャンバーに





クラックが入っている事に





レース「3日前」に気付いた_| ̄|○







って事なんですよ。

…私、チャンバーは基本的に車体から外して保管しておくのですが、元々少し割れてて埋めている所が

あるので、一応は毎回そこの状態をマメにチェックしているのですが、前回のKLS戦の後にはまるで

異常に気付かなかったんです(汗

が、天井からぶら下げてたチャンバーを装着しようと思って取り出したら、その補修跡の周りの溶接部から

黒い汁が滲んできていたのを見てクラックというかヒビに気付いたんですよ_| ̄|○

チェック不足と言われればそれまでなんですが、元々の溶接跡がごく細く割れていた事もあり、全くもって

気付かなかった上に、私の技量では埋められるLVではないクラックだったので、やむなくチャンバーのみは

変更せざるを得なかったんです。


で、今回使うのは以前に一度だけテストしたワークスヤマナカ製チャンバーです。

これはまだ新しいですし、kozzyと同じ位のパワーバンドを持っているので他を変更せずともそれなりに

いけるかなと踏みますが、結局いつもより酷いぶっつけ本番になってしまいましたけれどね。

kozzyチャンバーではそれなりに他の部分をチャンバー特性に合わせて詰めているので、全く同一レベルの

パワーが出るかと言えば疑問ではありま(以下略


他はリングの新品交換と適度な慣らし、後はBSCに注文付けまくりでこしらえた失速感打破の為の

ひとつの手である「実験的トルクカム」を投入しています。

これは今年の初めから書いてますが、例の変速回転数の落ち込みの原因を100%追究する為に

さらに投入した物ですが、これの症状の出方によってはまた物事を考え直すという方向性なので

これもテストの一環ですね。

自分の加工ではなく、方向性の似通った人様の加工ならどういう症状になるのか、を改めて感じたいと言う事で。



那須農園SB-GT こちらは同行した那須農園君のいつものSB-GTライブです。

今回は特に大きな仕様変更はありませんが、前回のレースよりリヤタイヤを3.00に変更して、発進〜中間までの加速率を研究していますね。

それに加え今回は非ZXのローギヤを投入し、極端な特性変更を行ってみての実験がメインになります。

…なんか私達は実験だらけですが(笑


いつものはぶしょうN氏 そしておなじみ、同郷人でWRホルダーでもあるはぶしょうN氏のSAマシンです。

前回のカートランド四国戦ではイマイチパワーが出なかったステージ6シリンダーをさらにREXPOWERにて追加工しています。

が、今回は一応保険としてWR仕様の腰上を万が一の時の為にリフレッシュして用意しました。

どうしても駄目なら元々のWR仕様の腰上で走る、と言う事で…これまた実験で(以下略



高知のリアルスタイル氏 コチラははるばる四国の高知県から遠征の、REAL STYLEさんの2Aマシンです。

場所取りしてくれてたんでさくっとご紹介と言う事で(笑

しかしこの方も長距離走って来られてお疲れ様ですね〜。私らよりさらに+160km程度距離がありますんで(汗

…そういえばこの方をご紹介したコトって今まで無かった様な(汗




マッハ豆蔵氏のDio ほいでもって当HPの画像掲示板でもおなじみ、マッハ豆蔵氏のDioです。

私としても以前のGTマシンしか直接拝見したコトが無く、今回は舐める様に色々と見させて頂きましたが(笑

このマシン、予想していた以上にシンプルでコンパクトにまとまっている素敵構成でしたね〜

そしてチャンバーも間近で見るとこれまた素敵なコトこの上ないブツでしたよ。…欲し(以下略



ぱーむす氏のSB-JOG …写真がちっこいですが豆蔵さんの右側のマシンがぱーむす氏のSB-JOGです。

50のクランクケースベースにて70cc、それでいてタイムは3秒3台というおっそろしいマシンですね(汗

かなり興味があったので色々と見つめましたが、豆蔵さん作製のワンオフフレームも間近で見るとかなり凝ってて素敵でした。

後で跨らせて貰ったりもしたんですけど、バランスの良さが跨っただけでも分かる秀逸な物でしたね〜



モスキート氏SAマシン そして問答無用のヤマハトップランカー、モスキート氏のHiフレームJOGです。

カラーリングがかなり私好みってのはおいといて、これまた間近で見るとフレームワークが素敵でしたね〜

缶スプレーでのラップ塗装、ってのも言われなければ気付きませんでしたよ(笑

当然コダワリはものすごく、10インチのフロントタイヤのマウント方法に気を付けたり、何よりバランス取ってたのには一番びっくりしましたね。



ぴよこ&ぷーこさんのGダッシュ ほいでもってコチラ、今回が初対面となりましたぴよこ&ぷーこさんのGダッシュです。

この方のマシン、一度拝見したいと常々考えていたんですが、ご本人さんもすごく気さくな方で面白くお話させて頂きましたよ。

アチラさんも私の事を気に掛けて頂いてたみたいで嬉しかったです。

後で「中身」を見せて頂いたり、かなり有益な事もいっぱいお話させて頂けたのは秘密(以下略



埼玉のスズキさんのモレ そしてこれまたおなじみの埼玉のスズキさんのSA-GTモレですが…ギヤをばらしてる写真しかなく申し訳ありません_| ̄|○

暫定でSA-GTクラストップのマシンですが、今回も色々と構成を変更して試されていると言う事で。

しかしいつ見てもこのスタイルと独創性には頭が下がりますよね〜

ご本人いわくただの変わり者、と言う事ですがそんな事はな…大いにあるかと(以下略



SBクラス、マツザキさんのライブ そしてコチラはかなり目を引いたSBクラスのマツザキさんのライブです。

タイミングが悪くお話しする事は出来ませんでしたが、綺麗と言うか細かい所まで素敵と言うか、色んな意味ですごいマシンでしたよ〜

メッキボディ?は言うに及ばず、チャンバーやインナーローターにもかなりコストが掛かってそうな印象です。

タイヤウォーマーも装着されてますし、装備的にも素敵だなと思った一台でした。



と、マシン写真はいつも通りこんだけしかありません。

…後で思ったんですが、SAのヤマンボさんのギアの写真が無いのが悔しいです_| ̄|○

せめてSAクラスの車両はエントリーしてた6台を全部写真撮ろうと思ったんですが残念です&ごめんなさい(汗

後、久々のあべちさんライブも期待していたんですが、今回は不参戦という事でこれまた残念でしたね。

そして彩R健吉さん達の写真も無いのですがご勘弁下さいませ(汗



さて。準備が整ったところでミーティングですが、もちろんメットを用意して望むのは言うまでもありませんが、

天候が怪しい為、6本のアタックを「フリーアタック」にするという変更が提示され、そっちの方が慣れてる

私にはもってこいのスケジュールになりましたよ。

が、1本目の開始時刻が早まったにも関わらず、すでに小雨がぱらぱらと降り注ぎ、路面はウェットですが(爆


で…こりゃ一日中雨なのか?と判断し、早速「いつものヤツ」を狙ってろくにチャンバーのセットも行わず

一回の試走にて変速回転数の落ち込みもだいぶ低減されている事を確認したのみで、一気に一回目の

アタックに向かいます。

とはいえ、ここはさすがにマスターズ、雨だからといってもさほど様子見の方が多い訳でも無いみたいなので

やはり頂上決戦の場なんだな、と改めて実感しましたよ。


そしてスタートラインにつき、意外と狭いイワイサーキットのストレートをどう走るか悩みつつも、

ホイルスピンしないギリギリのラインでアクセルをじわっと開けていきますが…

とりあえずのタイムは4.258と。

多分これであってると思いますが、以前このチャンバーを試した時と同等程度のタイムなのでまあ

良しとしましたよ。

自分のベストタイムには程遠いですが、ぶっつけのチャンバーでも思ったよりタイムが落ちていない事を

評価する事にします。

で、私がさくっと一発目のレインアタックを済ませると、やっぱしいろんな方面から「リーダーもう走ったの?」って

声が飛んできたのは秘密(以下略


そしてSAクラスでも他の皆さんは走るのかな、と思ったりしていると、勢いよくモスキートさんがアタックされ、

ぴよこ&ぷーこさんもさくっとアタックされているのを発見し、タイムも3秒9&4秒0という素敵な事に(汗

…雨で漁夫の利を得る作戦はいくらなんでもこのマスターズでは甘すぎたと言う事を実感しつつも

さらにヤマンボさんが自己ベストとなる3秒8台を叩き出され、レベルの高さを思い知りましたよ_| ̄|○_| ̄|○

これは仮に、雨で自己ベスト近辺が出てても勝負にならないなと(以下略


結局、雨は止まないと判断し、そのままセッティングを変えつつ2回&3回目のアタックを済ませますが、

タイム的にはほとんど変わらずイマイチで…「下」はヤマナカチャンバーでも充分あり、クラッチイン回転数も

多少上げていた事もあって発進はいつも通り問題無いのですが、変速回転数があまり落ち込まないのに

50m後半の伸び感がイマイチという…チャンバー自体のパワーがいまいち出し切れていない感が大きく

変速回転数を12500rpm〜13200rpm程度まで変更するも、タイムには現れません_| ̄|○


まさかもっと下にパワーバンドが出来ているのか?と考え、11800rpm程度でも試走してみますがこれでも

加速感はイマイチ、それどころか変速回転数の500〜600rpmの落ち込みにより完全にパワーバンドを

外してしまうという結果になったので、午後からはひっさびさのいもむしチャンバーを使う事に(笑



と、この時点ですでに雨は上がり気味になっていて昼休みなんですが…

一番気になるWRホルダーのはぶしょうN氏、リファインしたステージ6仕様で何度かアタックするも

3秒8台の安定打は変化せずで、昼休みには腰上をWR仕様に戻す作業に追われましたよ。

念の為に私が組み付けましたが、新品部品の所もあるので無負荷慣らし等にある程度時間と気を

遣わざるを得ず、これはこれで手間がかかったという(笑


那須農園君の方も、一発目で自己ベストとほぼ同等の3秒8台を叩き出して暫定SB-GTトップですが

ローギヤとの整合性を持たせる為の駆動系セットにかなり手間取り、そこから伸びません…

しかも一度、ドライブフェイスナットが走行中に外れてしまい、キックギヤに干渉してキックベダルが回転、

地面にしこたまキックペダルをぶつけ内部を一部破損するというトラブルまで出てしまい_| ̄|○

エンジン自体は安定しているものの、トルクカムやらプーリーやらの整合性を出す事に追われてしまい

タイム出すどころじゃない状態でしたよ(汗


そんなこんなで頭を悩ませている時に…豆蔵さんからキムチ鍋の差し入れがあり、このクソ寒い関東の

雨の中、滅茶苦茶ありがたかったです。

確か06年の時にも豚汁をご馳走になった記憶が蘇ってきまして、マジで五臓六腑に染みましたよ。

どうもありがとうございました〜



ほいでもって迎えた午後の後半戦、私はいもむしチャンバーで過去のデータを元に13400rpm変速にて

走ってみますが、これまたなんとパワー感はきちんとあるのに実際のタイムは大差なし、と言うか

一発目の4秒2も上回れないという始末にかなり狼狽してしまいまして(汗

このチャンバーこんなに遅かったっけ?と懸念を抱くも、この3年間で圧縮比やら何やらを全て

kozzyチャンバーに合わせて詰めているエンジンが、ヤマナカ&いもむしチャンバーのどちらにも

合わないという過酷な現実に直面するだけとなってしまい、完全に手詰まりになってしまいましたよ…


が、それでもアタックの手を休める訳にはいかないので色々と試行錯誤してみますが、4、5回目の

アタックでは13000rpmオーバーの回転域でのバラツキまで出始めてしまい、いつも通りバッテリーを

交換したりして対処し、最後のラストアタックでは13600rpm変速にてアタックするもそれでも4秒3台と

結局、全く奮わずに全てのアタックを終えてしまいました。


確かに天候もイマイチで、午前中は私の安定マシンでも発進ではフルパワーをかける事は出来ず、

多少のホイルスピンも出てしまっていましたが、それでもあまりの「エンジン特性とチャンバーの合わなさ」には

ほとほと困り、どちらのチャンバーでも上手く行かなかったというオチですね…_| ̄|○

とはいえ、今回はハナから結果を望んでいてはいないレースだったので、これでも良しとしますよ。

トルクカム変更によるさらなるデータは取れたので、収穫が0だったワケではありませんしね。



そして腰上をWR仕様に変更したN氏ですが、無負荷慣らし等を細かく指示し、時間は押してしまいましたが

午後から3本のアタックを連続して行い、一度は謎の走行中のエンストに見舞われるものの、明確な破損は

無いと思えたのでそのままアタックを続け、最終的には3.681と、昨年度のWR更新とはなりませんでしたが

なんとかWRホルダーの意地を見せ、3秒6台にまで詰めましたよ。


ここでタイムを伸ばしてきていたのがモスキート氏で、雨の中の果敢なアタックでどんどん詰めて行き、

最終的には3.640と、N氏のタイムをぶち向きマスターズ戦での優勝を決められましたよ〜

「発進ではなく50mの中盤でホイルスピンが起こる事もある」という状況だった様ですが、宿敵N氏を打ち破っての

優勝には感動しましたよ。おめでとうございます〜


なお、マッハ豆蔵氏も自己ベストを大幅に更新した上に3秒6台への突入となる3.693を出され、今大会では

3位につけています。

コンマ2近いタイムアップの陰には相当な苦労があったかと推測出来ますが、見ててもすんごい速かったですし

ヤマハエンジンに1-2をかっさらわれたとはいえ今回のホンダエンジンで問答無用のトップタイムでした。


続いてぴよこ&ぷーこ氏も、前回のレースでは3秒6台まで突入している好タイムを叩かれていますが、今回は

ベスト3.741と、わずかに落ちるもののそれでもマスターズにふさわしい好タイムでレースを終えられました。

そして、1本目を雨の降る中にて恐れずに走られていたのも非常に印象深かったです


SAの最後にヤマンボ氏、悪天候だと自己ベストを更新されるジンクスでもある様な感じなんですけれども、

ベストを大幅更新される3.849にて終了でした。

…とはいえ、この方の車体は重いギアのままで、エンジンこそチャンプではありますがヤマハの縦型なので

ものすんごい好結果だと思いますし、06年の縦型一号氏と同等というおっそろしいタイムですね(汗


最後にSA-GT、埼玉のスズキさんですが、ベストは4.470と、多少精彩を欠くタイムで終了でした。

ギヤを換えたり色々と思い切ったテストをされていた様ですが、今回は残念ながらベスト更新ならずで(汗

そしてSA-GTはAKIYAMA-DR@KW氏にTOPを奪われてしまうという結果になってしまいましたが、来年度は

TOP奪取の為にさらなる躍進を期待しておりますです。



とまあ、レース展開的にはこんな感じでしたよ。

私がSAクラスではダントツのビリッケツなんてのはハナから予想していた事なのですが、豆蔵さんや

ヤマンボさんの悪天候の中でも大幅にタイムを詰められるという素敵アタック、そしてモスキートさんの

ヤマハエンジントップ&マスターズでの優勝+はぶしょうN氏打倒、というトリプルパンチ等も見られ、ホントに

見ごたえのあるレースでしたね〜

…で、もちろんと言うかいつも通りと言うか、他クラスは見てる余裕は無かったので割愛で(以下略


そいでもってオマケですが…実はレース終わってから私、豆蔵さんのDioに数mだけ乗らせて頂いたんですよ。

跨っただけでもフレームバランスの良さも分かりましたし、かなりの安定感がある上、エンジンもなんと言うか

吹け上がりの良さやトルク感が十二分にあるというのも感じ取れ、かなり良い経験になりましたよ〜

数mだけなので完全な判断は出来ませんが、個人的にははぶしょうN氏のエンジンよりもパワー感は上だと

感じてしまいましたね(汗

もち私のマシンとは比べるべくもなく、良い指標が出来たというか参考になりました。

チャンバーのお話も大変面白かったですよ〜


…後、豆蔵さん作製のフレームであるぱーむす氏の車両にもちょっとだけ乗ってみるかい?と誘われたのですが

さすがにパワー感が怖すぎてちょっとこちらは10cm乗っただけで遠慮させて頂きました(笑

ひしひしとヤバヤバ感が伝わってきたのである程度長いストレートが無いと止まる自信が無(以下略


ぴよこ&ぷーこさんにも内部パーツを見せて頂いたり、キャブ加工等色々なお話をさせて頂いて大変為に

なりましたし、個人的に今まではスルーしてた某加工というか処理の件をお教え頂き、なおかつ使用後の現物を

見せてまで頂けたのでかなり「ソレ」に対する価値観が変わってしまった部分もあったり(笑


とまあ、他にも色々とあったのですが、全部書いてるとキリがないのでこの辺で。

ホント、今回のマスターズ戦では結果はどうあれ得る物は非常に大きく、色々な方々とお話出来た事や

方向性の違うチューニングというモノの議論等、為になる事ばかりでしたよ。

この辺はやはり、と言うか…競技人口が少なく他人様と比較出来ないという環境を理論等でカバーするのも

難しいコトである、と言う事も改めて認識出来ましたし、言葉が変ですが自称田舎モンの私には色々と

勉強になった、と言うのが本音ですね(笑

なにはともあれ、惜しみなくデータやノウハウをお教え頂いた皆様方、本当にありがとうございました。



さてさて…

皆さんがハジけまくっている表彰式も楽しく眺めつつ、レースが終わり帰途につく頃にはすでに薄暗く、

ちょっとN氏のトラブルもあって遅れましたがPM5:00にはイワイサーキットを出発しました。

ちなみに帰りの際には関東の皆さんから非常〜に熱いお別れのご挨拶を頂戴し、マジで嬉しかったです(泣


で、一応は来る時に立ち寄ったコンビニを目標として出発しましたが、ひとつめの交差点にて早速道を間違い

いつもの方向音痴ぶりを発揮しつつもN氏に助けを求めてある程度まで一緒に帰って貰う事に(爆

そして、帰り道はN氏が居るので首都高を通る事に迷いは無かったのですが、無茶苦茶な車の量には

心底ビビりましたよ…

運転は那須農園君(兄)に代わって貰ってたんですが、N氏の後を追いつつルートマップ+携帯ナビを

駆使しても、道を調べる&標識を確認する間もない上に標識見ても理解しがたいというもうわけのわからん

状態に陥りましたが_| ̄|○


首都高速の渋滞 で、一番恐れていたコトがさくっと起こりました(笑

まずはあっさりN氏とははぐれてしまい、その上首都高の中心部?にハマってしまった上、前方を見ると洒落にならない渋滞が(汗

高速道路の上でこれだけ渋滞するなんて私生まれてこの方見た事ありませんでしたよ。

そして全然全くこれっぽっちも動く気配が無く、おしっこしたいのにどうにもならんという非常事態にも(以下略



目視出来る限りはるかかなたにまでテールランプの列が続き、これマジで帰れるのか?とちょっぴり不安にも

なりましたが、なんとかかんとか長い時間を掛けて首都高を抜け、N氏と待ち合わせていた海老名PAに

着いたのはもうPM10:00位になってましたよ…

が、N氏に伺うと渋滞にはハマらなかったそうなので、私らどんだけ運が悪いのかと(以下略


ここでしばらく休憩を取り、N氏とはもう別れてぼちぼち帰る事にし、東京土産を購入してゆったりペースでの

帰路につきます。

帰りは東名高速を通る事にしていたので、ココまで来ればかなりの距離を一直線なので、運転は那須農園君(兄)に

お任せして私は適当に寝る方向性で(以下略

とはいえ、かなりの休み休みなので次に立ち寄った浜名湖PAではすでにAM3:00(笑

この時点で雨がかなりキツく、視界も悪いのでペース自体は上げられませんがそもそも急いではいないので

安全第一で帰っていますけれどね。

ちなみにうなぎパイではなくうなぎ喰いたかったんですけどさすがに深夜だとお店やってなくて残念でした_| ̄|○


そして長い長い東名高速を抜け、やっと関西圏まで来て名神高速に入った頃にはすでに夜が明けており、

今度は雨は上がったものの濃霧にぶち当たるという(笑


京都辺り?の濃霧 100m先も見えない程の濃ゆ〜い霧に阻まれてます(汗

朝なのでまた良かったですが、これで夜だと全く見えないんじゃないかと思いますが…

こういうのも気候変化の少ない所に住んでいるとなかなか経験出来ないのである意味面白いですね。

…あ、もちろん私はこの時点では運転して無いので好き放題言ってますが何か(以下略



そんなこんなでまだ馴染みのある大阪吹田PAまで辿り着いたのがAM8:00、この時点でイワイサーキットを

出てからすでに14時間30分が経過しています。

とはいえ、ここからうどん王国までは海を渡りつつもまだ200km程度あるんですけれどね(笑


小休止を終えた後、今度は淡路島を目指し、相変わらず鬼門な垂水JCTを突破しまして、ここまで

帰ってくるとやっとこさ地元感が出てきましたよ。

定番ともいえる淡路PAで食事を取り観覧車と海を眺め、後はうどん王国まで一直線なのでそのまま

志度ICにて高速を降り那須農園君の家まで向かい、この時点でPM12:30。


車両と人間を降ろした後、個人的に好物である那須農園製の白菜を土産に貰い、そのまま高松まで

帰り、我が家に到着したのはPM1:30でしたとさ(笑


結局、イワイサーキットから自宅までは21時間30分程度かかった事になりますが、なんとゆっくりした

旅路なのかと思いましたね〜

が、こういう無理の無いスケジュールを組める方がやっぱし好きですよ。

…周回レースだと肉体的な疲労はSSの比では無いのですが、昔はよく関西圏とかとはいえこんなのを

連発して出来てたな、と久々の遠征で改めて思ったりもしましたね。

さすがに歳を感じるかな、とも思ったり(笑



でもって、帰宅して風呂入って早速死んだように眠る為に布団敷いてたらN氏からメールがありまして



「もう帰ってるなら今から所用があるんだけどそっち行っても良いか?」



との事で。



…いくら私らより先行して帰宅していたとは言え









こ の オ ッ サ ン



ど ん だ け 体 力 あ る ん だ よ と









たまにこの人って人類じゃなくて改造人間なんじゃないか?と真面目に考える事がありますね。

もちろん返信は「今帰ってきたばっかでこれから寝るんで邪魔せんといて下さい用事は黙殺返信は無視」って

感じで華麗にスルーしましたが。



とまあ、そんなこんなで非常に長い旅路でしたが、様々な方々のお世話になりつつも、関東遠征は無事に

終える事が出来ましたよ。

ご協力して頂いた皆様方、本当にありがとうございました。


またの機会には是非マスターズへも出向きたいですが、それにはランキング10位以内に入らないと駄目なので

マシンの方も色々ありますがまた頑張りたいと思いますです。

本当に今回は非常に「為になった」遠征でした。



あ、最後におまけなんかをば。


レアなおみやげ マスターズ土産の一つですが、モスキートさんより頂きましたGダッシュ用の内カゴです。

これ欲しかったんですが定番通り激レアなのでなかなか入手出来なかったので嬉しいですよ〜

モスキートさんどうもありがとうございました。

ちなみに現在大絶賛使用中で軽い買い物が非常に楽になっております(笑




・個人的チラシの裏

往復総走行距離 約1600km

使用ガス量 約140L

高速道路料金 約1万円? (ETC+休日割引)


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