さってさて。いつも通り管理人の阿呆な経験談を暴露するこのコーナー。
本日も調子よくやってまいりましたが…今回は「牽引」についてお話したいと思います。
この牽引ですが…一応バイク同士でも、法的にはやっても良い事なんですよね。
牽引ロープが3m以上、なおかつロープの真ん中に30cm四方の白い布を目印として取り付ければOKなんです(うろ覚え
なので、出先(主に峠)でトラブルが起こり自走不能になった場合、当たり前の手段として良く行われていました。
それを私の経験談で少しお話しましょうかね。
ある日、私はいつも通り、愉快な仲間達と共に峠に走りに行っていたんですね。
もちろん楽しく走っていたのですが…突然私のDioのエンジンが止まってしまったんです。
色々と点検したのですが、どっからどう見ても焼き付いていたので、あきらめて誰かに牽引してもらう事に…
で、回りの愉快な仲間達に「悪いけど牽引してもらえないかな?」とお願いしようと思った瞬間…
みんな蜘蛛の子を散らす様に私の回りから離れるではありませんか_| ̄|○
実は、当時の私はかなりのクラッシャーだったので(笑
私のマシンが焼きついて動かなくなるという可能性を、皆心の底でいつも懸念していたに違いありませ(以下略
だって私
いつも牽引用ロープを常備してましたから
…もちろん「自分用」にですけれど。
いつエンジンが焼きついても良い様に(略
そんなこんなで…結局某みかんドラに牽引して貰う事にしたのですが。
これが悪夢の始まりでした(汗
まずヤツのJOGと私のDioをロープで結び、真ん中には白い布(タオル)を結びつけ、準備は完了です。
後のヤマ場は…峠なので山を下るだけなんですが、これがまた牽引状態では難しいんですね。
後ろの人にも気を遣いながら、お互いがコケないペースで走らないといけませんから。
ちなみに私、この時はみかんド○に牽引して貰うのは初めてでしたが…
で、準備も整い、いよいよ出発となったのですが…
いきなり
「パアアアァアアァアァアア!!」と
咆哮するみか○ドラのJOGっ!
こやつ
後ろに人を牽引しているのに
いきなりアクセル満開ですが。
もちろん不意をつかれた私はもんどりうってコケそうになりましたが、なんとかしのぎフルブレーキをかますコトに。
…しかし当時は私のDioはドラムブレーキだったので、暴走特急○かんドラを減速させるコトは出来ませんでしたが。
しょうがないのでそれはガマンし、(引っ張って貰っている立場ですから)なんとかヤツの動きに合わせバランスを取っていたのですが…
当然峠ですから直線ばかりでは無く、コーナーだってありますよね。
私があたふたしている内にひとつめのコーナーが迫ってきて、みかん○ラがブレーキングを開始したんですね。
「あ、これは私も減速しなければ」と思いブレーキングを始めましたが…
何故か「普通」にブレーキングしたら、前を走るみかんド○との差が一考に詰まりません。
しかもそのまま、結構なスピードでコーナーに侵入するみ○んドラ…
直感的に「ヤバい!」と感じた私、とりあえずガッチリマシンをホールドしこれから起こりそうな事態に対して構えました(汗
すると
案の定
ヒザ擦ってますよコヤツ
しかも普通に攻めるのとあんま変わらんスピードで
まるで後ろに何も引っ張っていないかの様に(以下略
・・・ある程度予測していた私は、素早くハングオンの体勢に移行しこれもなんとか凌ぎましたが。
もちろんその後もいくつかコーナーはあったのですが…
何も考えず殺意を込めて暴走するみかんド○と必死でラインをトレースする私との素敵なコンビネーションにより
とりあえず命のあるウチに山を降りる事に成功しましたよ…
ええ。全く無意味な絶叫マシーンに乗った感じでしたね。
自分でアクセルコントロールが出来ないというのがこれほど怖いとは思いませんでしたよ(笑
とまあ、こんな感じでなんとか最大の難関はクリアしたのですが、当然私はそのまま牽引を丁重にお断りし…
家に電話して親父に助けを求めましたがね。
当然その後、私は何かトラブルがあった場合でも、某みかんド○では無く他の人に助けを求める様にしましたけどね…
あ、もちろん他の人がトラブった場合には、私は安全運転で引っ張って家まで帰っていましたよ?
ただでさえ危険な牽引運転、普通は安全運転が基本ですよね。
といいますか、某みかんド(略)は私を亡き者にしたかったのかと(以下略
教訓:故障車両等を牽引する場合の50ccでの最高速度は25km/h