私は峠を走るようになってから、足廻り等のチューンも深く考えるようになりました。
私のマシンはスタンダードモデルの「スーパーDio」でしたので、フロント廻りの安定感にはかなり不安を抱いていたのです…
ある日、解体屋で車種不明のステアリングダンパーを見付け、「コレは使えるかも」と思い早速購入しました。
(「写真館」コーナー一番上の写真で、右側フォークに装着しています)
かなり無理矢理な取り付け方でしたが、高速コーナーでのコーナーリングはかなり安定する様になったのです。
…しかしステダン装着車のお約束として、
知らないうちにイニシャルを最強にされていた
という事もありましたが(笑
当然ちゃんとしたステー等で装着しているワケではないので、そんな事をされるとハンドルを切った瞬間に
全ての自作ステー類がこれでもかと言うくらいひん曲がります。
…まあそんなのはほんのイタズラ程度なので勘弁しておきますがね。
そんなある日、家から約30km離れた峠に行きました。
「野○ダム」という山奥の峠です。
その日は10人ほどの集まりで楽しく走っていました。
「ステダンも調子いいな〜」などと思い楽しみながら…
…その時です。
私は
アウト側がコンクリートブロックになっている右コーナーで、スリップダウンして転倒してしまったのです。
しかも運の悪い事に、転倒した瞬間にハンドルから手を離してしまい、Dioはアウト側のコンクリートブロックに向かって滑っていくではありませんか。
しかしスピードの乗るコーナーでは無かった為、受身を取った私は
「ああ、これならカベにぶつからずに止まってくれるな」
と思い安心した…のですが
…そこで事件は起こったのです…
突然路面とのグリップを取り戻し
マシンが起き上がり
コンクリートブロックに向かって
突進して行くではありませんか
直進安定性は抜群です
滑っていたDioのフロントタイヤが
しかもステアリングダンパー装着の為
最後には道とカベの間の側溝に落ち込み、チャンバーのサイレンサーが折れるのが見えました。
「……」
「………」
「…………」
「…」
…などと思ったりもしましたが、やっぱり冷静に破損部分を確かめる事にしました。
結果、三つ又&フォーク&ホイールは曲がり、チャンバーのサイレンサーが折れて直管になっていました。
その頃の私達「R・Tねぎぴいまんずと愉快な仲間達」は、トランポや車などは誰一人持っていなかったので、どうやって家まで帰るか、それが問題です。
結果、エンジンはかかるので「何とか走って帰ろう」ということに。←無謀
チャンバーにタオルを巻いて音量を押さえ、タオルが炎上する可能性があるのでペットボトルに水を用意し、
フロントタイヤはリムから外れていましたが、気合と根性で走行するという方法になりました…
そして峠を出発して50m進んだ所で
地面にこれでもかという位叩きつけられました。
いきなりフロントタイヤがハイサイドを起こし、
…痛かったです。息が出来ませんでした。
やはり「リムから外れているタイヤ」という物はコントロール不可能なゴムのカタマリの様です。←阿呆
まさか直線でハイサイドを喰らうとは夢にも思いませんでしたね。
さすがにこれは無理がある、という事で、知り合いの人にDioのフロント廻りを持ってきてもらい、道端で交換してなんとか走行可能な状態になったのです。
…あとはチャンバーに巻いたタオルが一回炎上しただけで無事に家に帰る事が出来ました。
まさかステダンの「直進安定性」がこんな形で発揮されるとは夢にも思いませんでしたよ。ハイ。
もちろんステダンは田んぼに向かって…投げずに友達にあげました。
余談ですが、その友達はNS-1にステダンを付けたワケですが、付けた直後にイニシャルが最強になっていて家のカベに激突するところでしたが。
…どうやらこのステダンは呪われていた様ですね…
教訓:ステアリングダンパー嫌い。