リヤホイールが・・・



突然ですが、私はJOGよりDioの方が好きなのです。

16歳の時からDioに乗り始め、普段の足にも5年以上使っていました。


・・・Dioに乗っておられる方はご存知だと思いますが、ホンダ系のスクーターのホイールは弱いですよね。

私も何度も何度もホイールを曲げたコトがあるんですよ。

少しリヤタイヤが滑った位で曲がりますし、大きな段差を乗り越えたショックでも、リム部分が歪んだりしますね。

それでもDioが好きなんですよ。


今はライブDio-ZXのアルミホイールがありますので、昔ほどホイールの曲がりに対しては悩まなくてすむようになりました。

良い時代ですね(笑



そんな私は、昔ウイリーをやりたくて頑張って練習していた時があります。

駐車場で一生懸命練習していましたね。


そんなある日、ふと峠を流していました。

(流すといっても危険なので皮ツナギ着用でしたが)

その日はセッティングを取りに峠に来ていたので、何度か峠を往復してセッティングを取っていました。


・・・そんな時、突然ウイリーがやりたくなったのです。

当時一生懸命練習していた私は、早速ウイリーをして遊び始めました。


しばらく遊んだ後、今度はセッティングの効果を確かめるためにちょっとコーナーを攻めてみるコトにしたのです・・・



しばらく直線が続き、次に左→右というコーナーがある場所でした。

直線を全開で走り、左コーナーを攻め、右コーナーへ切り返したその時です




















いきなりリヤタイヤが震え出し

そのまま左側にDioがスッポ抜け

お約束の様に転倒してしまいました












・・・いつものごとく(笑)何が起こったのか分かりませんでした。

何度か転倒した経験はありましたが、今度ばかりはバイクの意味不明な挙動を理解出来ませんでした・・・


私は、

「一瞬でリヤタイヤがパンクしたのか?」

とか

「一瞬でリヤタイヤの溝が無くなったのか?」

などと阿呆のような事しか思いつきませんでした。

「走行中にリヤホイールがちぎれたらこんな感じになるのかな?」

なんて思ったりした位ですよ。





・・・しかし、「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものです・・・


























さすがに

本当にリヤホイールが

ちぎれているとは思いませんでしたよ

































では当時のホイールの写真をお見せします・・・









真ん中の穴は一体(笑








綺麗に真ん中に風穴が開いてますね。


・・・どうやら走行中にホイールセンターの溶接部分が外れてしまったようです。

普通こんな所は絶対外れない強度があるハズなんですが・・・

ちなみにホイールナットは、ホイールの中心部分と一緒にシャフトにくっついてました。


おそらくウイリーのやりすぎでホイール自体の強度が落ちたのだと思います。







・・・私は10本以上Dioホイールをダメにしましたが、さすがにホイールが曲がったのではなく、


物理的にちぎれた


のはこれ1本だけでしたね(笑





さて、今回も阿呆なお話を書いてしまいましたが、これは私が今無事だから書けるのです。

本来は一般公道では無茶な運転をひかえるべきですね。

・・・無茶で乱雑な乗り方をしていると、スクーターというものはどこからガタがくるか想像もつかない物なのです。

用心しすぎるにこした事はありませんよ・・・皆さんもお気を付け下さいね・・・




余談ですが、この後は軽トラックで来ていた友達に頼み込み、家まで乗せて帰ってもらいました。

しかし固定用ロープなど持ち合わせていないので、私がトラックの荷台に乗り込んでDioを支え続けていました。

しかも運の悪い事に、帰り道で雪が降ってきました。

メンテを怠った天罰かもしれません。凍死するかと思いました・・・







教訓:溶接部分やボルト&ナットの緩み具合にも気を配りましょう←今回はマトモです


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