V125 ベース車両(事故車上がり)入手〜


2019.2月くらい


さてさて、何故かいきなり始めてしまったこのコーナーと言いますかアドレスV125コンテンツですが。

私、街乗り車としてGダッシュを乗り回していたのはココを見られる皆さんならばよくご存知かと思うのですが。

しかし結構前でしょうか…フレームのクラックがあるのかどうか分かりませんが、元々あまり真っ直ぐは

走っていなかったMyGダッシュ、あからさまに傾いて走るレベルにまで車体本体のヤレが目立ち始めまして。

ステムを換えてもハンガーを確かめてもすぱっとは直らず、それなりのエンジンパワーとレスポンスを付与して

しまった事もあいまって、かなり乗りづらいマシンと成り果てていたんですよ(泣


かつ、混合仕様であるが故に、たまにレースで余った植物油の混合ガス等をぶちこんだりもしていて、時間を

おいて乗ったらプラグがくすぶってエンストするとかになってまして(笑

その後自賠責が切れたタイミングで放置してしまい、たまにはキック踏んだりもしていましたが動態保存とは

程遠い状況でして…もちろん愛着はあるので解体はしませんが代わりに何かスクーター無いかなあ、と

思っていたところに、知人のツテで「アドレスV125」の初期型がある、といった話が舞い込んできたんですよ。

もちろん万が一のフレーム交換用の為に、Gダッシュの書類付き部品取り車もストックはしてあるのですが…

この時点ではV125に気持ちが傾きま(略


…このごろの私は実は、ホンダが「初めて」出した前後12インチスクーターである「ズーマーX」が欲しいなと

考えていたんですが、早々と生産終了した上にタマ数もほとんどなく入手はかなり難しいという(泣

かといって、4stの50ccではちとパワー不足を感じるので4st原付二種ならば選択肢があまり無く、シグナスXは

個人的にあまり好きでは無いですし14インチのPCXやアドレス110は却下になってしまいます。

そして前後異型サイズのリード125も問題外でして…


これは何故かと言いますと、私の基準として市販ハイグリップタイヤが履け、かつスポーティに走れる事が

大前提なので、それだと前後10インチもしくは12インチ車しか無い訳なんですよね(爆

となれば…現実的にはアドレスV125、となる訳ですが私10年ほど前に、知人の車両でちょっとあれこれとやったり

耐久レース等でサーキットも多少走っている為、その性能や特性はある程度知っているというのもありまして。

ならばタマ数も多く、中古パーツも豊富なアドレスV125を探そう、となったんですよ。


…しかし世の中、そうそう物事が上手く行く物では無い、というのは(以下略


さて、そんなこんなで私が入手した車両がコレになります。


ボロボロのV125 写真の画質が悪くて申し訳ありませんが、これで分かる限りでもかなりのオンボロ車です(泣

2005年式アドレスV125、通称「K5」型と言われる規制前フルパワーの車両になりますね。

7500rpmにて10.9psを発揮し車両重量は91kgと…4st原付二種の中では軽量で取り回しもよく、発売当時はその軽快感にて通勤快速車としてバカ売れしましたね〜

…とはいっても実際にはそれまでの2st原付二種スクーターが見かけの排気量のワリにあまりにも遅かっただけ、というのは(以下略



で、この車両の走行距離は14年落ちとはいえ26000km弱、となっており、アドレスV125のワリにはまあまあの

低?走行車という感じだったので、せめてエンジンだけでもまともであれば、と考えてコレを入手してみましたよ。

なお、対価としては現金換算で35000円でしたがこれが高いのか安いのかは…(汗

販売店の中古車としては絶対にありえない値段なのですが、引き上げてきて早速各部をチェックすると…


  • 事故車上がりの個人修理車の為、フレームのネック部が「明らかに」曲がっている

  • フロント周り一式は中古品に入れ替えているとの事だが、ハンドルが取られすぎて真っ直ぐ走らない

  • 明らかにハンドルバーが曲がっており左側が下がっている

  • カウルは社外互換品になっているが、台風で倒れたとの事でフロント側先端がバッキバキ

  • インナーカウル部分やアンダーカウル部分等は過去の事故の影響で割れたままで地面が見える

  • ヘッドライトが真っ白に曇りきっていて何も見えない

  • エンジンはかかって走る事は走るが個人的経験と比較してかなり遅い(泣

  • バッテリーは標準の「7」ではなく「9」が搭載されておりパンパンに膨らんでいてバッテリー部のカバーなし

  • 各部のボルトやビス等が全然足らずカウル類はガバガバ、フロントカウルはネジ1本でぶらぶらマウント

  • タイヤは前後溝無しの上、リヤは2005年式のまま(爆

  • フロントブレーキはピストン&スライド部ほぼ固着、パッドは無名メーカーで片減りの上ほとんど効かない

  • 純正リヤショックがサビきっていてキコキコ言いつつスプリングオンリーの動作化

  • エアクリやプラグは見事に26000kmノーメンテの雰囲気を余すところ無くかもし出している

  • …自分で書いていて嫌気が差したのでこの辺で終了



  • とまあ、バラしながらざっとだけ見てもあれやこれやと不具合だらけという(笑

    元々は、車に突っ込まれてフロントを全損した車両を前オーナーが修理して乗っていたとの事なんですが、

    実際に自分で乗ってみると明らかにフレームの「首」が傾いているので真っ直ぐ走らない上、ハンドリングも

    まるでステムベアリングの玉が2〜3個無くなっている様な感覚で、とてもではありませんが60km/hすら出す事も

    恐ろしい上、ブレーキは記憶にある頼りないノーマルすらはるかに凌駕する勢いで全く効かず、止まる事も

    走る事も曲がる事もまとにも出来ません(爆

    …これ、フレーム曲がりは事前に分かっていたのですが前オーナーはよくこの状態で乗ってたなあ、と思いつつも

    色々な意味で35000円でも高かった気がする、と後悔しそうになったのは言うまでも(以下略



    とまあ、これをなんとかしよう、と考えるのが最優先のメニューなんですが…(笑

    何はともあれ、まずは明らかに曲がっているフレームを交換しないと話になりません。

    ネックの曲がり、と言いますか「傾き」がある上、フロントカウルをマウントするステー部分もぐっちゃぐちゃに

    なっており、フロントカウルはぶら下がっているだけで、フロント側にあるECUとかの補器類も無理矢理

    詰め込まれているだけ、といった状態なので(汗

    あ、それに加えてフロントカウル内側部分のインナーフェンダーに相当する箇所も全て存在を抹消されてます(笑


    で、早速中古書類付き中古フレームを購入してみましたよ。


    中古フレーム シャーシブラックで適当塗装


    …14000円でしたが送料も結構掛かったのでこの時点で追加投資はすでに2万円近く掛かっているという(汗

    とはいえ、フレームが曲がっているとなるとバイクとして致命的なのでこればかりは致し方ありませぬ(泣

    なお、2005年の台湾製車両だと元々フレームの色が中途半端なグレーなので、中古フレームはK6型の物を

    選びました。

    これだとフレームは黒く塗装されており、他の部分は一切変更なしという仕様になりますね。

    もちろん中古でサビ等もあったので…適当にサビ取ってシャーシブラックで適当に塗りたぐってます(笑


    中身はサビだらけ 14年分の汚れが…


    で、車両側のガワを剥いだ状態がこんな感じになります。14年分の汚れが全て蓄積されているのはなかなか

    見ごたえがありオツなものですが…これもレストアの醍醐味と言えば醍醐味ですね。

    インジェクション関連のホース類等に硬化や亀裂が無いかはかなり入念にチェックしましたが、今の所は

    致命的に駄目になっているところは無く、実働させてから再度チェックしていくといった方向性です。

    こういっては何ですが、年式のワリにゴム類やらプラスチック類の劣化は意外と小さかった、というのは

    悪く無かったです。

    あ、このあたりはWebにサービスマニュアルを公開されている方がおられたので拝見させて頂きました。

    …なんと言いますか凄く助かりましたよ〜


    で、まあ中身は汚い事汚い事…2stでは無いのでオイル漏れ的なべとべとさんはあまり無かったものの、

    ヘッド部のカムカバー周りやセルモーターの根元なんかからはオイルにじみが多数見られる状態ですが。

    このあたりは2stほどシビアで無いとはいえ、ガワをばらして掃除するってのは普通は行いませんからなかなか

    発見もしづらいものなのだな、と再認識していたりしますね〜


    ぐちゃぐちゃなカウルステー(泣 フレーム分離


    左の写真でよく分かりますが、フロントカウル固定のねじ山のあるステー部分はフレームと一体化している為、

    事故でここがぶっ潰れていてぐにゃぐにゃになってます(泣

    本来この下側にあるインナーフェンダー的な物体も無く、その上にリレーやらECUやらセンサー類があるんですが、

    全て一まとめにされていてタイラップでぶら下がってました。


    後、この車両ってブレーキホースがそのカウルステーの内側を通っており、マスターシリンダーもキャリパーも

    そのカウルステーを「通らない」ので、ホース末端をバラさないとブレーキシステムが分離出来ないというのには

    ちと閉口しましたね…

    (とはいってもV100とかセピアZZとかもこんなんだった気が…)

    かといってフレームの外側にブレーキホースを通せる余裕があまり無いので、これは今後の課題となります。


    で、ハーネス等の取り回しを考えると…エンジンをフレームから下ろすのではなく、フレームをエンジンから

    分離する方が手間が少なくて済む構造だったので、フレームを天井から吊り下げながらハーネスをそーっと

    くぐらせて行き、燃料タンクとリヤフェンダー廻りは最低限度の分解にて「落として」やり、無事フレームを

    抜き取る事に成功しました(笑

    あ、もちろんフロント廻りは先に抜いてますよ。


    フレーム合体 フロントぶっ挿し


    そして新しいフレームを合体させましたが、これもフレーム後部をエンジン側に載せる感じでマウントし、

    燃料タンク&リヤフェンダー部をねじ込みながらハンガーの穴を合わせ、最後にリヤショック上側をある程度

    合わせればさして苦も無くフレームがエンジンに載りましたよ(笑

    ステムから引っこ抜いたフロント廻りも、とりあえずはレースもベアリングもそのままで組んでみます。

    …何せまずは致命的トラブルであるフレームのみ交換してまともに「走らせて」みないと何がなんだか

    分かりませんからねえ〜


    なお、フロント廻りを抜いた時点で気付いたのですがこの車両、


    フレーム側のステムベアリングレースに亀裂が入っていた


    という、いやさすがにそこは修理しておけよと突っ込みたくなる部分が破損していましたよ(笑

    …こりゃハンドル取られまくって当然だわ、といった酷いオチでした_| ̄|○


    あ、それとこの車両のフロント廻りなんですが…本来、K5型のV125だとフロントフォークって固定ボルトを

    緩めると下にポンと抜ける仕様だったはずなんですが。

    この車両のフォーク、何か昔見たのと形が違うな、と思っていたら



    フロント廻りだけ「K7」タイプの物に換装されている罠_| ̄|○



    …この中期型?とでも言いますか台湾フォークと言われるこのK7タイプの場合、フォークのトップキャップが

    アンダーブラケットの上側からインナーチューブ共締めするタイプになってまして、フォークを抜こうとすると

    まずトップキャップを上から取り外した上で、アンダーブラケット部分からフォークを下に抜かないといけない、と

    いったとっても整備性の悪いタイプなんですよね…(泣


    しかし他の車両だとアクシス90やリモコンJOG-ZR、はたまた4stJOG系でもこうなっているといった感じで、

    世の中にこの手の仕組みの採用例は結構あります。

    万が一のフォーク自体の「すっぽ抜け」への対策かつ、インナーチューブの強度UPなのかもしれませんが、

    この手のトップキャップ&アンダーブラケットを加工して突き出し加工とか整備性UPとかをやってきた身としては

    正直そんなの要らない、と思うのが本音ですけれども…(汗


    酷いキャリパー とりあえず掃除だけ


    次にブレーキの様子を見ますが…キャリパー自体は年式相応で、ピストンのもみ出しすら苦しい状況という(汗

    なんとかある程度は動作する様にしましたが、それでもレバーを握り込んだ時の「ぐぎぎぎ」感はたっぷりと

    あるので…一応中古ストック品のアテがあったのでこの時点ではチェックと清掃のみとしました。


    スライド部分は分解清掃グリスアップで、ギリギリ偏磨耗も無く何とかいける範囲でして、マスター側は目視で

    ピストン部分からの漏れやにじみは無かったのでそれもそのままで行きます(汗

    あ、パッドだけは確か共通であるハズのV100のストック品があったと思い当てがってみるも、見事に

    合わない罠(泣

    調べるとV100の後の方の年式ならばV125と共通だった、というオチでしたね〜


    そしてフロント廻りは掃除とチェックだけでとりあえず組みましたが、この時点で実はフォークとかステムとか

    インナーカウルとか、最低限度必要そうなパーツは用立てているのでまずは実働が先決、という事で。

    インナーチューブも点サビがあるしフォークもすっこすこだしでまともではありませんが(爆

    とりあえず「試乗レベル」にするのが主目的だ、という事ですよ。


    割れ修理 リコールは万全


    次に、色々酷いカウルを妥協しながら取り付けて行きますが…明らかに穴の空いているインナー部分等は

    中古で事前に購入しておいたので、割れのあるメーター側カウルなんかを修正してみます。

    裏からハンダゴテで溶かして溶着させ、スイッチ類の固定強度を上げるのも兼ねてホットメルトで

    埋めまくります(笑

    …その位買えよ、と思われるかもしれませんがライトマスク周りって意外と中古が無いんですよね。

    カウル類ってのは「前の方」になる程「出物」が少ない、というのは基本なので(汗


    で、右側の写真はフレームナンバーあたりのリコール証ですが、初期型K5でのリコールを検索すると結構

    ありましたがこの車両、というかエンジンは全て一通り施工されている様でほっとしましたよ。

    とはいえそれはメットイン内部のボルトのサビ防止のキャップとか、燃料タンクのフタとかなんですが(笑


    しかしこのフレーム、いくら野ざらしだったとはいえサビ酷いですね…

    初期型のこのグレー系のフレームはサビが出やすい上にサビだら目立つというのは定番なんですが、

    結果的には交換しておいて良かったなあ、という事で…


    そして一応のフレーム交換作業を完成した姿がコチラ↓になります。


    一応形は完成


    とまあ、色モノカウルは手を付けていなかったり、元々バッテリーのフタが無かったり、マフラー等は

    サビッサビのままだったりしますが最低限度のショートパーツも中古で都合し、一応公道走行可能な

    レベルにまでは持ってこれましたよ。

    とりあえずエンジンかかって動く、というレベルではありますが…記してはいませんが欠品部を都合したり

    色々と手間は掛かったので結構嬉しかったのは秘密です(笑

    …と言いますか、作業場所の占拠を避ける為にこれ1日でやったので結構疲れたのは内緒で(略


    とまあ、この後ナンバーを取って自賠責に入り、とりあえずは行動走行可能となりまして。

    元々のフレーム状態と比較するとはるかにマシに真っ直ぐ走る様になり、当然ですがハンドルも極度に

    取られたりはしませんが(笑

    ただし、タイヤのミゾが全然無いのとブレーキはやはり全く効かないので車の少ない早朝に道路に出て

    60km/h出さないレベルでの試乗テストを行ったという(汗

    が、それでもまあいけるであろう、といった確証は得たのでここからは全体的にマトモな状態に戻していく

    もはやレストアレベルのメンテが待っている、という事で…


    しかし、この時点では…まだ私はこの車両に致命的な齟齬がある事に気付いていなかったという(以下略



    2019.3月くらい


    さて、一応の実働としたV125ですが、次は「まともに」走れるレベルを目指さないといけません(笑

    エンジンには不調はほぼ無い為、次は肝心の足廻りですが…とりあえずサーキット落ちの中古タイヤを用い

    現状が駄目どころの騒ぎではなく産業廃棄物レベルである前後タイヤを交換してみます。


    フロントタイヤ リヤタイヤ


    とまあ、銘柄はMBR740、サイズは前後とも「3.50-10」としてみました。

    なお2年落ちのはじっこ3部山、という実にサーキット落ちらしい中古タイヤですが(笑

    で、ノーマルだと純正装着タイヤサイズはフロント「90/90-10」リヤ「100/90-10」となりますが、このサイズは

    ある意味スズキスクーター伝統と言いますか、インチ偏平サイズではなくメトリック偏平サイズの前後違い、と

    いった「バイクらしい」チョイスになっています。


    が、メトリック偏平サイズのタイヤというモノは、基本的に断面が「ぺったんこ」傾向になる為、近似サイズの

    インチ偏平と比較すると、どうしても「曲がらない」と言うかバンクさせづらいタイヤになってしまうんですよ。

    フロントの「90/90-10」は近似サイズだと「3.00-10」ですが、幅は3.00-10の方が細くて外径もわずかに

    小さいものの、3.00-10の方がタイヤが細くて肩もなく、バンクさせやすくてスポーティな形状となるんですね。


    100/90-10も近似サイズの3.50-10と比較すると多少の幅はあれど ぺったんこで寝かしづらいサイズになるので、

    ハイグリップタイヤの銘柄の選択肢にもよりますが…V125に対してフロントに3.00-10のハイグリップタイヤだと

    頭の入りは純正サイズに比べてかなり良くなりますが、あまりにもブレーキングで頼りない事になるのを経験上で

    知っているので、今回はFN4クラス、V125のほぼワンメイクレースのレーシングチョイスでもある前後3.50という

    チョイスを選択してみました。


    が、もちろんこのチョイスだとタイヤの直径的にフロントもリヤも上がるので、そこまで前後バランスが悪い事も

    無いのですがノーマルだと1235oもあるロングホイールベースと、タンデム仕様であるツアラー的味付けが

    強い為、リヤショック変更によるリヤ側の車高UPは必須になりますが…これは後述していきます。


    マフラー塗装 黄色リムライン


    そしてタイヤ交換のついでにマフラー等を耐熱&シャーシブラックで塗りたぐり、見た目を多少マシにしました(笑

    とはいえ、元々転倒による多少の凹みはあるものの、穴が開いていたりはしないのでマフラー自体はそのまま

    使っていけそうですね。


    あ、これまたついでに真っ黒一色で寂しいホイールを、黄色のリムラインで飾ってみました。

    あくまで私の好みは、ですが黒いタイヤと黒いホイールで両方が一色に統一されているカラーリングって

    あまり好きでは無いので、お金をかけずにイメージを付与するとなればこれが一番なんですよね〜


    なお余談なんですが…右側の写真だと分かりやすいのですが、足廻りがそれなりに綺麗だと他がボロくても

    しゃきっとした印象って出やすいんですよ。

    これって車でもバイクでも同じなんですが、ガワだけぴっかぴかでも足廻りが汚いと全然しゃきっとして

    格好良く見えないというのは定番なので…

    ホイール自体もブレーキダストをしっかり掃除し、サビが出ている所はタッチアップした上で全体をざっくりと

    コンパウンド等で磨いておけばそれなりには見えるものですしね(笑


    で、街乗りでのハイグリップタイヤにおけるタイヤの空気圧なんですが。

    これ、あくまで純正指定では「F=1.75kg R=2.25kg」となっています。

    が、当然ですがハイグリップタイヤは縦方向の剛性がそれなりに高いので、純正指定レベルタイヤと同等の

    空気圧を入れてしまっては硬すぎてハネまくるというのは常識ですね(爆

    そもそも、いくら車重があれどこのV125の純正指定圧ってちょっと行きすぎだろうと私は思ってもいたりしますよ。


    なので、あくまで冷間ですが私はMBR740に対しては「F=1.2kg R=1.6kg」程度としています。

    実はこれでも温間時の内圧上昇やコーナーリングを考えるとちと高めなのですが、V125だと車重がそこそこ

    ある為に、さすがに街乗りレベルではこれ以下だと結構剛性感が足らなくてフィーリングがイマイチでした(汗


    このあたりはもちろん好みもあるのですが…必要以上にパンパンに空気を入れていると接地面がかなり小さく

    なってしまう上、タイヤのたわみの反力を用いたライディング、コーナーリングフォースも生かせなくなるので

    私は嫌いですね〜

    なおそういったタイヤセッティングの場合、荷重移動やトラクションを使わず、バンクさせるだけで曲がっていると

    いった方向性となり、積極的なライディングにはなれないので…テクの向上にも繋がりづらいです、という事で。


    とまあ、こんな感じで取り急ぎ真っ当に公道走行可能なところまで持ってきたので、後は少しずつ走らせながら

    パーツを都合していき、 中古車レベルにまで復旧する事を旨としてやっていきたく思いますよ(笑

    ある程度は随時更新していきますのでよろしくです〜


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